昨日技術書典2と言うイベントにサークル参加してきました。
スマホ持って行くの忘れたので写真はありません。
名前の示す通りに技術書オンリーイベントと言うとんでもなくニッチなイベントです。
ですが前回開催された時は人が集まりすぎたと言う話も聞いていたので、試しに出てみようと思ったのです。
私のサークルの本では技術書と呼んでいいものか迷うところです。
このイベントの中では完全に色物で、どのくらい売れるかなどの予想がまったく立ちません。
とりあえず段ボール1箱の容量に入るだけ持って行きました。
イベントが始まると大盛況でした。
サークル数は200弱程度なのですが、ほとんど欠席のサークルがありません。一般来場者もイベント前から行列が出来ていて、その後も人が来続けるので入場規制がかかりっぱなしです。11時から開催で入場規制が終わったのが14:30くらい(イベントは17:00まで)。
中はギュウギュウ詰めです。まるでコミケの美少女島状態。入場規制が終わった後ですら、オンリーイベントで言えばの最大に人がいるくらい人がいます。やっと落ち着いたのは16:00を過ぎたくらいです。
それまでは忙しくてトイレに行くどころかご飯を食べる暇もないくらいでした。当日の天気は雨で待機列は雨ざらしにも関わらず、会場の秋葉原UDXの外周をぐるりと囲むくらい行列ができていたそうです。何?このイベント、もうオンリーってレベルじゃないだろ。
最初会場に入った時には妙に通路が広いと思ったのですが、扱っている物が技術書だけに中身をしっかり読んでから買う人がほとんどです。なので島の両側に立ち読みの人がいても通路が通行できるように設定されているようでした。それでも人がいすぎて通路が狭く感じてしまいます。なにせ入場規制が終わるまでは島の向かいのサークルすらまともに見えない状態でした。
さて肝心の売り上げですが、コミケと同じくらい売れました。正直びっくりです。
もっと売れる感じもあったのですが、まさかの完売。オンデマンドで刷り足した分もキレイに無くなってしまいました。もっと部数をもっていけばその分だけ売れる手ごたえがありましたが、オンリーイベントなのでそんなに数を持って行かなかったのです。
それでもシリーズ物の1〜3の在庫がほぼゼロになったので大成果です。イベントの中では色物的な本でしたが、逆に箸休め程度になったのかもしれません。
また周りのサークルと比べて安い事も売れた理由の1つかもしれません。商業誌の技術書ってかなり高いですし、同人でも技術系の本ってちょっと高めな所が多いですので、そん中だと安さも売りの1つになったのかもしれません。
面白かったのは電子書籍が売れた事です。コミケでも電子書籍はほとんど売れず数種類持っていって10部も売れれば良く売れた感じなのです。ですが電子書籍だけで40部以上売れました。しかもシリアルを印刷したポストカードが途中で無くなってしまい、電子書籍なのに完売と変な事が起きてしまいました。メインの電子決済の本についてもポストカードの分は完売してしまい、念のために印刷していった名刺サイズ程度の物を販売するところまで行きました。これにもビックリです。
またSuicaでの支払いがかなり多かったです。これはSuicaの決済端末を用意したので当然ともいえますが、他の即売会に比べても多かった印象です。それに反してクレジットの支払いはゼロ件でした。これも珍しいです。他の即売会であればクレジット決済の人もいるのですが、こんなに電子決済の多いのに、クレジット決済がゼロ件と言うのは初めてかもしれません。
あと来る客層がコミケなどとはかなり違う印象も受けました。普段同人誌も買ったことがないような人が多かった感じです。本当にガチの技術者が来ている感じでした。これは会場が秋葉原だったからかもしれません。仮にビッグサイトでやったらこう言った普段同人イベントに行かないような人達がここまで来たかは疑問です。
良かったのは一般の参加者向けに無料で配っていた布袋です。この袋があるおかげで買う側もガンガン買って袋に入れている印象を受けました。リュックなどにいちいち入れるよりも遥かに効率的で、混んだ会場内ではかなり重宝されている感じでした。
ちょっと困ったのはサークルスペースが狭い事。通路を広くしている分しわ寄せがきています。まあコミケの西館と同じくらいでしたけど。あと机のサイズがコミケの物と比べると微妙に小さいのです。ほんの数センチなのですが、普段机を目一杯使っているサークルだと机に乗り切りません。あと人が多すぎた事でポスタースタンドの高さを150cm以内に制限されてしまったことです。これだとほとんど見えないので、持って行った意味がかなりありませんでした。
会場から出す宅配便が着払いだけと言うのもどうにかしてほしかったです。私は結局外のコンビニから宅配便を出しましたので。
ですが全体を通してみれば大成功のイベントだったと思います。オンリーとは言え、ここまで需要と供給が合うイベントも珍しいでしょうし、買う側がかなり買う気満々で来ているのがありがたいです。すでに供給側が追い付かなくなっている感じもあります。
これは次が開催されたら是非とも参加したいイベントでした。
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