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2017年04月10日06:31

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習近平、フロリダまで訪れてトランプ氏に一方的に押し込まれた初の首脳会談の「敗北」

 7日、2日間のトランプ大統領との首脳会談を終えたスターリニスト中国の習近平は、疲労感を抱えて帰国したに違いない。首脳会談では、アメリカ側に一方的に押しまくられ、スターリニスト中国が得たものは何1つなかったからだ。

◎夕食会の終盤でいきなりトランプ氏からシリア空爆を説明された習近平
 唯一の成果と言えるとすれば、初めてトランプ大統領と顔合わせしたということくらいだ。
 そのことを象徴するのは、2月に安倍首相と会談した時のような共同声明が発表されず、共同での記者会見も開かれなかったことだ。
 6日のマール・ア・ラーゴでの夕食会の終盤、習近平はいきなりトランプ大統領からシリア空爆を説明された。その前の首脳会談では北朝鮮ならず者集団への対応で、トランプ大統領から「中国が行動しなければ、我々は単独で動く」と、軍事行動をとることを示唆されていただけに、シリア空爆の説明はまさに「やらないなら、我々がやる」と最後通牒を言い放たれたに等しい。

◎友好国シリアへの空爆に「理解」を示したのがやっと
 トランプ大統領からその説明を聞き、習近平はシリア空爆に「理解」を示すのがやっとだった。アサド政権に協力するスターリニスト中国が、他国の対シリア軍事行動に理解を示すのは異例の事態だ。それほど習近平は追い込まれていた。
 さらにトランプ大統領が何よりも執着する通商問題では、貿易不均衡を是正するための「100日計画」の策定を飲まされた。
 さすがディールに長けたトランプ氏である。

◎もはや軍事行動は「いつか」の問題
 上記のように、共同声明も共同の記者会もない首脳会談だったから、習近平にとって全く実りのないものだった。しかも南シナ海の人工島建設・軍事化や尖閣諸島を含む東シナ海の問題、さらに人権問題までトランプ氏に突っ込まれ、共同での記者すら断らざるを得なかった。
 北朝鮮ならず者集団への対応について、習近平がトランプ氏に何かを約束した可能性は乏しい。
 となると、アメリカによる単独行動=軍事行動が、俄然、現実味を帯びてきた。
 今や北朝鮮への何らかの軍事行動がとられるのはいつか、という段階になったと思われる。

◎金正恩の反撃はあるのか、あるとしたらどの程度か
 ただトランプ政権にとって、変数が多い。5月9日に予定される韓国の大統領選挙は、最大の変数である。
 これ以前の対北朝鮮軍事行動は、大統領選の有力候補の反米左派・従北派の文在寅を利するのか、それとも足を引っ張るのか、まだ把握しかねているだろう。
 金正恩が、アメリカから攻撃を受けて、シリアのアサドのような「口撃」で留まるかどうか読めないのだ。
 報復としてならず者集団からソウルにミサイルを撃ち込まれたら、大統領選どころではないだろうし、もし行われれば、反米機運が高まり、文在寅の地滑り的大勝をもたらすかもしれない。
 難しいところである。

昨年の今日の日記:「社民党の危機、7月参院選で『政党』でなくなる?」

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