父の生誕89年の日を母娘孫娘3代で祝う

私の父は1928年3月31日に生まれた。生前は家族で集まって誕生日祝いをし、家族写真を撮ったものだった。ところが亡くなったあとは、父に関する特別な日が命日となってしまって寂しいと感じていた。根っからのイベント好きの私としては、カレンダーに父の誕生日をしっかりと書いて何かしたくなった。で、昨日は有給休暇を取って帰省した。帰省と言っても車で40分程のところにある父が建てた母独りが住む家。実家だ。そこは私にとっても娘にとっても心安らぐところ。私たちは昼食用に母が大好きな「長次郎の九谷にぎり寿司」と、お供え用に入院前の父が最期に口にした「向新の千石」を買って行った。母は父の大好物だった豚しゃぶを夕飯に出してくれた。古いアルバムを開いて思い出に浸り、ゆっくりとお昼寝もして、楽しい半日だった。
兄は東京、長男は愛知、次男は兵庫、と、今ではバラバラになってしまったけど、89年前に始まった家族ひとりひとりの記念日は忘れたくないな。