記事も見出しもおかしいですね。
記者が書いている文章は、
>お遍路訴訟、62番札所の脱退認める 霊場会の請求棄却
>同寺の霊場会からの脱退を認めた
とあり、主語が「寺」「札所」ですが、
判決文は
(1)宝寿寺の住職であることをもって霊場会の正会員であるとは認められない
(2)住職が電話で不参加を連絡したことから退会が認められる
とあり、主語は「住職」です。
そもそも、四国巡礼(八十八箇所)は江戸時代からあるもので、
霊場会は「昭和33年から本格的な活動」をしている任意団体です。
上記判決の(1)は
《寺が霊場になっているからと言って、住職が霊場会の会員とは限らない》
ということで、この判決で霊場が87ヶ所になるということではありません。
もし、霊場会が「62番札所と名告ることをやめろ」と訴訟したり、
62番札所を別の寺に設定して、同寺から訴訟されたら負けるでしょう。
せいぜい、霊場会のサイトから紹介文がなくなる程度ではないかと思います。
■お遍路訴訟、62番札所の脱退認める 霊場会の請求棄却
(朝日新聞デジタル - 03月22日 12:25)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4489295
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