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2017年03月04日23:08

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隣のシラフチビマルトゲムシについての仮説

 三年前の夏に米国へ赴任する前に専門誌に報告しておくべき観察記録で、未だに書き損ねているものがいくつかある。

 そのうちの一つが、自宅隣の稲荷神社に冬の夜に出没する、シラフチビマルトゲムシについてである。

 この冬、仕切り直しのつもりで再び観察し続けてみた。

 初見は、11月7日。小さな虫なので、常に見つかるとは限らないが、結局、12・1・2月と厳冬期も含めて夜に出現し続け、昨晩および今晩も確認している(今晩撮影↓)。したがって、やはり一冬じゅう成虫は活動するようである。しかも、夜に限って。
フォト

 こんどこそ、しっかり専門誌に報告をするつもり。

 ところで、自分がシラフチビマルトゲムシに初めて出会ったのは、確か5月の多摩川河川敷の昼間であった。また、保育社甲虫図鑑には、「春から秋遅くまで草むらで採集され」るとある。しかし、この神社では、晩秋から早春の間の夜間でしか見たことがない。この虫の生態は、いったいどうなっているのだろう。

仮説1:実は晩秋以降も成虫は夜に活動し続けるが、誰も気づかなかっただけ。
仮説2:環境が変わると、虫の生態は大きく変わることがある。
仮説3:よく似ているが、実は別種である。

 近所の東工大キャンパスのコガタルリハムシは、多摩川や利根川などの河川敷でよく見られるコガタルリハムシに比べて、出現が1カ月半から2カ月遅い。そのような例もあることから、仮説2かな、と今のところ思っている。
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