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2017年01月18日09:05

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肥満 運動不足どちらが問題か 生活習慣病 早死にへどちらがハイスピード?

表記の著作 最新運動栄養学の内容でとても勉強になりました。

特徴はすべて研究のデータで示されたエビデンスがしっかりしたものだけに絞って書かれていることです。

感覚的に○○を食べたら△△にいいだの。動物実験レベルだとか、特定の学者だけが唱えている弁ではなく、権威ある実験データのみで構成されています。

従来の多方面の食材をバランス良く食べましょう! 1日30品目などのよくある著作。

それでは一人暮らし 独身で外食に傾きがちな男暮らし 料理も面倒になった高齢夫婦らには向かない。

たとえば、大学生アンケートで一番多かった朝食例と栄養充足率
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これでは1日の活動源としては欠けるので、上の調理も要らない簡単食材を加えると
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これは理想とされる和食日本食朝食メニューの栄養素とほとんど変わらないそうです。

それはそうと、「肥満」「運動不足」どちらに問題かの記述に力が入っていました。

こちらは肥満と死亡率のグラフ
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こちらは運動不足(心肺機能)と死亡率のグラフ
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肥満と運動不足を組み合わせた場合の死亡率との関係
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標準体重でも心肺能力が低いと、心肺能力が高い人よりリスクが高い。

他方、太っていても心肺能力が高ければリスクは高くないことが明らかに。
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心肺能力とは、簡単にいえば体力のことだそう。
つまり太っていること自体が健康上問題なのではなく、体力のないことの方が問題なのであると結んでおられます。

マイミクさんでも明らかに運動不足からの病気 体調不良も目立ちます。

運動不足との関連明らかとされる高血圧 二型糖尿病らを筆頭にこれはもはや生活習慣病として、本人のみならず、社会的な医療費損失。

運動といっても、心肺に負荷かけた有酸素運動はわずか(散歩歩行は心肺機能運動ではありません)。
そのほとんどの運動時間を体力とは関連が薄い筋トレばかりをしている野郎たちにもいい警笛になる著作と思いました。



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