防衛省沖縄防衛局は16日午前、米側から得た情報として、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)で13日夜に胴体着陸した新型輸送機オスプレイは、名護市沖で不時着したオスプレイから救難連絡を受け、現場で空中監視を実施した後に事故を起こしたなどと同市や県に伝えた。
それによると、胴体着陸事故が起きたのは13日午後11時45分ごろ。同飛行場に着陸する際、着陸装置に故障が生じ、「通常の制御可能な状態で緩やかな着陸を行った」と米側は説明している。
沖縄県名護市の稲嶺進市長は16日午前、若宮健嗣防衛副大臣と会談し、二つの事故について抗議。抗議文も手渡し、「県民の抗議を受け入れずに、強行配備した結果だ。(不時着)事故現場に隣接する辺野古に新基地が建設されれば、危険性が拡大することは明らか」として、新基地建設の撤回などを求めた。
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