北斎美術館の近くには、なかなか興味深いものがあります。
勝海舟生誕の地という記念碑が公園の中にありました。
わたしは勝海舟のファンでもあるんですが、むしろその父親の勝小吉の大ファンです。
鳶が鷹を産んだなどと言われていますが、この貧乏旗本のお父さんは息子のように出世はしませんでしたが、非常に魅力のある人物。「夢酔独言」という、回顧録のようなものを書いているんですが、これがすごく面白いんですよ。
その勝小吉がここに住んでいたなんて、考えただけでドキドキしちゃいます。
また、この辺りは本所松坂町。
赤穂浪士の討ち入りで有名な吉良上野介の屋敷のあったところです。
その広大な屋敷も、今は本所松坂町公園という小さな一画にその名残を残すのみ。
この中には、愛知県吉良町の菩提寺に残る、本人が作らせた寄木細工の座像そっくりに制作した吉良上野介の座像や、その首を洗ったという井戸や、お稲荷さんがあります。
門のあたりをウロウロしていたら、写真を撮ってあげますから自分の写真を撮ってくださいというおじさんが現れて、門をバックに写真の撮りっこをしました。たまにこういう方がいます。
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