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2016年12月03日23:06

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第3675話  烏帽子がトレンド

陰陽座のアルバム出たんだよね。
2曲くらいYOUTUBEで公開されているけど、やはり良いですな。
よし、今すぐお店に行こうって思えないんだよなぁ。
アルバムって3000円するじゃないですか。
高いですよね。
もう少しお手ごろになればいいんだけど、この後紹介する京極さんの新刊を追いかけているからちょっと出費がかさむんです。
もう少ししてから買うことにします。
ケチ臭い話だ。
サンタさん、長靴は買ってもらえたのでCDをお願いします。

どうも、ともんじょです。

「虚実妖怪百物語 破」 
「巨大ロボ出撃す」 帯に書いてありました。
実はこの帯文を見てこれを買おうって思ったんです。
ああ京極夏彦さんは壊れたんだなって率直に思っちゃいました。
京極夏彦の本に、しかも妖怪が題材の小説のどこに巨大ロボの出る余地などあろうものか。
でね、この間に書いたこれの一巻目の題名覚えてる?
「虚実妖怪百物語 序」
?!ヱヴァ新劇場版?じゃあ三巻目は「虚実〜 急」ヱヴァの方は「Q」だけどもまんまヤン。
そして、この本のネットの公式ページには「虚構と現実が〜」って、
これ知っている人少ないかもしれないけど、
「シン・ゴジラ」のキャッチコピー「現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)」です。っておい!
たしかに京極さんはシンゴジラに相当興奮したらしいっていう話はあるよ、
だからって、そこまで意識しなくてもねぇ。おもしろいけど。
でもまあ、話自体は現実と虚構が混じり合っててんやわんやになっちゃうからね。
妖怪が突如として現れてしまった日本。
妖怪が現れた代わりに日本全体が殺伐となっちゃいます。
プッツンしちゃう人間が続発、そうなるとマスコミは現れた妖怪たちの所為にしだします。
ただ、妖怪たちは現れるだけど、人を襲ったり、食べちゃったりはしません、でてくるだけ。
しかし、人間たちは妖怪を汚れた存在として何とか排除しようと行動に移します。
そうなると妖怪が好きで妖怪に詳しい人たちをも弾圧しようとしてくるんです。
第2巻は人間対人間の戦いになっちゃうんですよ。
荒俣宏さんの家が包囲されて家に火をつけようとしたり。
そんな中、巨大ロボは動きだし、邪神が復活します。爆笑モノですけど。
かなりおもしろいことになっていますけど、かなり考えさせられますね。
作中の殺伐とした雰囲気の日本、容易に冗談一つ言えない。
不謹慎・配慮・自粛が蔓延してテレビがとてもつまんなくなっちゃう。ものすごい閉塞感が漂っているんです。
それだけじゃなくて、妖怪を排除しようと企てる市民団体の言っていることも寛容性や多様性を一切認めないっていう狭窄した視野の持ち主たち。
高圧的で傲慢ときている。
これって、今の現実の世界も片足突っ込んでますよね。
読んでていてムカムカしてきます。腹立つわぁってね。
早く3巻目を読みたいけど、その前に帝都物語の続きを読まないと。
交互にいきますよ。
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