大久保にある東京交響楽団の練習場で、メンバーによる募金コンサートがあり、聴きに行った。K563のみだが約50分の大作である。我々アマチュアも好んで弾く曲だが、繊細なバランスで成り立つ曲。3人の名手が集まらないとサマにならない怖い曲でもある。水谷コンマス、青木首席、川井フォアシュピーラーの3人はそんな難曲を軽やかに、深遠に披露してくれ多いに楽しんだ。
先週金曜日に亡くなった義父はいつも温かい言葉を掛けて呉れる人だった。ホームの自室にはベートーベンの交響曲とモーツァルトの室内楽のCDが並んでいた。K563もその中にあった。クレーメル、カシュカシアン、ヨーヨーマの名盤。合掌。
ログインしてコメントを確認・投稿する