１０月２６日下見から帰ってやったのは、赴任日の確定、チケット手配、ビザ手配であった。それが終わったところで、１１月２５日の出発が決まった。勿論学校との調整もあったが、こちらの希望で問題ないと了承してもらった。
それから２０日ばかりあるので、中国語レッスンを週二回受けることにした。青島時代の教え子が留学４年を終え、大学院へ進むことになり、お祝いを兼ねて食事会をした。その一人O大学のZさんに、誰か知人でいい人いないかと聞くと、いますよ、紹介しましょうとなって、彼女の一年先輩のLさんを紹介してもらった。
Lさんは修士へ行く前の一年、教授のアシスタント的な研究生で中国語教育をいろんな角度から研究している。テキストから時間、教え方など一切を彼女に任せた。日曜日の午前と木曜日の午後、各二時間、門真市駅の近くのマクドナルドとモノレール駅中の待合室で教えてもらった。合計８回で中級レベルまでの１２課を駆け足で終えた。テキストはその教授の著した「チャイニーズ・プライマー」という本だった。介詞、兼語文、結果補語、可能補語など専門用語が青島時代以来蘇った。
今度の赴任は当面、１月末の春節までで二ヵ月ほどだ。そこで３週間休んで第二幕へと進むことになる。それから一年後の１１月までが一応の契約期間である。先ずは秋〜冬の衣類が必要だ。常備薬も欠かせない。息抜きにTV番組のDVD化もしておこう。カメラや携帯電話、万歩計など休日の道具も新規購入や抜かりないよう準備しておく必要がある。あれやこれやでその２０日もあっという間に過ぎて行ったのである。
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