現在、吉野大淀町のauショップ2階で展示中(
http://www.create-net.co.jp/kirie.html#1003)の作品の中に、吉野世尊寺さん(会場から車で約5分)の山門の猿像があります。
この像は左甚五郎作といわれる天の邪気です。
講談の中では、他の大工に腕の良さを妬まれ、右腕を切り落とされた。が、左利きであったので制作を続けられたとか、あるいは、残った左手を訓練して制作を続けたと語れれます。
左甚五郎氏の作は、日光東照宮の眠り猫をはじめ、全国各地に沢山残されています。
ただ、その制作時期は、安土桃山時代から江戸時代後期までと300年の近い期間にわたります。
実際にはあり得ないです。
名前を騙った贋作なのか、それとも腕の良い匠の代名詞だったのかも知れません。
世尊寺さんに参拝されるときは、山門にちょこんと座って見下ろすお猿さん(天の邪気)を見逃されることなくご覧ください。
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