■ クリートの交換時期に注意しよう!
バイクシューズのソールに固定されているクリートが、消耗したまま気が付かず、または、気がついていても交換時期の見極めが付かないまま走っていると、ビンディングペダルから簡単に足が外れてしまったり、クリートをペダルにセットできなくなったことありませんか。逆に足が外れにくくなることもあって危険です。
ビンディングペダル側のトラブルが原因のこともありますが、クリートの消耗が主な原因です。足の裏の小物なので、気が付きにくいポイントなんですよね。メーカーによって違いますが、消耗を見極めるポイントがあるのですが、しっかり把握できていないと交換時期も分かりません。よくライド前やライド中に、これで大丈夫ですかとクリートを見せられたりします。
ビンディングペダルと足を連結するのがクリートという小物とバイクシューズです。ロードペダル用のクリートはプラスチック製で、メーカー感の互換性はありません、それぞれ専用です。MTBやスポーツサイクリング用のSPD ペダルは金属製クリートの2本ボルト止めです。
ロードペダルはバイクシューズのソールに3本のボルトでクリートが固定されています。前後、内外、角度の調整が可能です。ロードペダル用のクリートはプラスチック製ですが、ペダリングしているだけなら踏み面と接触しているだけなので、ほとんど消耗しません。ではなぜすり減ってしまうのか。
実際のライドでは、信号待ちなどで路面へ足を着くたびに、クリートが路面とこすれてすり減ってしまいます。バイクシューズで歩く機会が多いライダーは左右のクリートが思っているより早くすり減ります。歩きの多いライダーは着脱が面倒ですが、クリートカバーを取り付けて歩いた方がいいでしょう。
歩くこととペダリングを両立したいライダーは、SPDペダルを使う選択をすることもあります。しかも、バイクシューズをSPDペダル専用で、ソールの厚さの中に金属製の小さなクリートが収まってしまうモデルもあります。歩く時には金属製のクリートが地面に接触しないので、歩きやすいし、クリートの消耗も少ない特徴があります。
ロードペダルのクリートの場合、基本的には着地する回数が多い左側のクリートが早く消耗しますから、歩くのが少ないライダーは、左足のクリートの消耗に注意しましょう。消耗の見極めが分からない場合はショップのメカニックに確認してもらいましょう。
現在のクリートの位置で調子良クペダリングできていれば、同じ位置に新しいクリートを固定するために、バイクシューズのソールに、クリートの外周にホワイトの修正ペンでラインを引いて、その線にぴったりに合わせてクリートを固定します。
クリートの消耗が判断できない場合はメカニックに見てもらいましょう。ちなみにシマノのSPD-SLペダルのクリートの場合は、赤、青、黄色の先端とカカトよりの3点の樹脂がすり減って無くなったら交換時期です。カラーの滑り止めの樹脂が千切れかけていたらはさみで切り取りましょう。
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