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2016年10月13日18:25

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同じ事故でも新聞で記事は大違い

 この事故があった垂水は、私が小学校から育った町で、ニュースに驚きました。この
場所も電車や車で行き来したり歩いたこともあります。ネットで事故を知り、地元なら
もっと詳しいだろと神戸新聞をみたら、何の変哲もない記事です。

神戸新聞 2016年10月12日 12:29の記事。 
【白バイ追跡のバイクが国道逆走 
衝突事故で死亡】

12日午前 7時 55分ごろ、神戸市長田区西尻池町3の国道2号で、交通取り締まり中の長田署員が、男性が運転する速度超過違反のバイクを発見。停止を求めたが、バイクは振り切って逃走した。バイクは白バイに追跡され、約7キロ西の同市垂水区塩屋町1の国道2号で反対車線を逆走し、女性が運転する別のバイクと衝突。男性は投げ出され、近くにあった電柱を支えるワイヤーに衝突し死亡した男性は20代とみられ、女性もけがを負ったもよう。

 同署によると、男性が運転するバイクは、長田区内で制限速度を33キロ上回る時速83キロで走行したと記録されていた。同区内でバイクの制止を求めた署員もバイクと接触しけがをしたという。

 この事故で、国道2号と並走する山陽電鉄の線路内に男性の遺体が入ったため、約1時間半にわたり、須磨浦公園−霞ケ丘駅間の運行を見合わせ、約1万人に影響した。

 長田署の池田公壽副署長は「亡くなった方にお悔やみ申し上げる。詳細は調査中だが、違反車両を停止させるため必要な追跡行為だったと考えている」とコメントした。

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毎日新聞 2016年10月12日 12時49分の記事
【電柱ワイヤ激突
バイク男性、上半身切断 山陽電鉄線路に】

神戸の国道2号 白バイ追跡された後に単車と衝突、弾みで…
12日午前 8時ごろ、神戸市垂水区塩屋町1の国道2号で、同区の20代男性が運転するオートバイが電柱を支えるワイヤに衝突した。男性は即死し、衝突の弾みで切断された上半身が山陽電鉄の線路内に飛ばされたオートバイは事故直前まで、兵庫県警長田署の白バイに追跡されていたという。

 長田署によると、事故の数分前、同市長田区内の国道2号で、速度超過のオートバイを発見。停止を命じる署員の足をひいて逃走した白バイが追いかけたが、対向車線に入るなどしたため、追跡を打ち切っていた。直後に別の単車と衝突し、男性は弾みでワイヤに突っ込んだとみられる。この事故で、山陽電鉄は上下27本が運休するなどし、約1万人に影響した。

 長田署の池田公寿副署長は「詳細は調査中だが、違反車両を停止させるため、必要な追跡行為だったと考えている」とコメントした。【矢澤秀範】

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 記事は、双方とも「殆ど同時刻の発信」です。でも、赤字の記述は、随分違います。
山陽電鉄は、国道2号線やJRより数メートル高い所を走っています。そこまで上半身が
飛んで行って落ちた、って前代未聞の事故だというのに・・・

 しかし、「電柱を支えるワイヤーに打つかって、体が半分に切断される」って、一体、
どんなスピード? 打つかっても跳ね返されるのがオチだと思うのですが・・

 暫く考えて、やっと状況が掴めました。事故で跳ね飛ばされた青年は、ワイヤーに激
突したのでなく、ワイヤー上を「高速・高圧力」で滑った。逆に言えば、鋼鉄製の細い
ワイヤーが、その上を高速高圧力で滑った体に、刃物として作用したのでしょう。

 ワイヤーに激突だけでは、体は切断されない。でも、上記のように考えれば、衣服も
体も骨も切断されそうです。高い所を走る線路への落下も、高速高圧で滑ってその勢い
で切断され線路へ落ちた。これなら説明がつきます。

 それにしても浅はかな行動・・。まだ20歳、親御さんは事故を知らされ、遺体を確認
させられ葬儀の準備。衝突したお相手も見舞いにゆき謝罪・・。その気持ちを思うと、
言葉もありません。衝突された単車の人、相当の怪我と思われるのに記事はスルー。

 話を戻しますが、神戸新聞の記事って何を思って書いたのでしょう。事故が惨すぎて、
書く気にならなかったのか・・。しかし、他社もテレビも切断を前面に出して報道しま
した。そうなるの判っていても、真実を書きたくなかった理由って 何でしょう・・。

 まさか、記者が 青年のお父さんだった、ってことはナイですよね。

 You Tubeにも、早速、現地の画像が出ました。
ふざけたYou Tubeもありましたが、まともな方をどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=5aGa8cXYUjE 
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