自分の中のふしぎ

まるで一緒の人はいないんだけど、みんな生活の中でこうしたいとかああなりたい とか目的と大きくても小さくても希望が宿ってて、後ろ向いてても仕方ないから前を見る。

人は、そうやって生きていく。

私はそれ以前に、「どうして腕を切ってはいけないんだろう」

「なんで死んじゃダメなんだろう」


という気持ちが心に螺旋のように絡まって、明るくエネルギーに満ちた人を見ると私と決定的に違う「何か」を感じて、世間話以上に踏み込んだ話ができなくて縁も続かない て事がままある。


仕事はしてないけど、普通に日々を送っているけど、じわじわと心の地下層から涙の水が上がってくるように、死にたいな という私にとってはごく自然の気持ちが溢れてくる。衝動的なものでなく『ごく自然』にだ。

そんな時高山先生に会いたくなって、きっと誰も思いつかないようなココロの謎解きをしてくれて、そこで一歩納得して 生きようか という気持ちになる。


お母さんが教えてくれなかった、「あんたらを食べさしていくのに精いっぱいだった」
食べさしていく事と同時進行で心の成長に栄養をくれなかったんだ。


だから私は結婚したいとか思わない。

「子供育てるのにお金かかる」ていう世の中の常識が、どこかでねじれて病んだ子供を作り上げる気がするからだ。


子供が成長していく過程で親の期待に応えようとする無駄な努力や、学校内での異質なものは排除で、くだらない日本の「かわいい」「カッコいい」「これがいい」という価値の中で苦しんで、せっかくの個性を殺されてその後の人生に支障をきたす、もうウンザリなんだよな。



終