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2016年08月20日20:21

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敗戦・占領政策からの脱却に70年以上・・だね



バイデン「日本憲法は我々が書いた」発言をどう理解すればいいか
2016年08月18日(木)17時00分

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バイデン「日本憲法は我々が書いた」発言をどう理解すればいいか
Charles Mostoller-REUTERS
<ヒラリーの応援演説でバイデン副大統領から飛び出した「日本の憲法は我々が書いた」発言は、民主党の中でも古い世代の日本観が露出したもの。ヒラリーの対日外交を不安視する必要はない>(写真は15日にヒラリーの応援演説で壇上に立ったバイデン)

 暴言というと、昨今のアメリカではドナルド・トランプ候補の専売と思われていましたが、こともあろうにオバマ政権の中枢にいるはずのジョー・バイデン副大統領の口から、奇妙なセリフが飛び出したのには驚きました。

 今週15日にペンシルベニア州で大統領候補のヒラリー・クリントンのキャンペーンに合流して演説をした際、バイデンは次のように語っています。

「Does he not realize we wrote the Japanese constitution so they could not own a nuclear weapon? Where was he in school? Someone who lacks this judgement cannot be trusted.(核武装を持てないように我々が日本の憲法を書いたことを、彼は知らないのではないか。彼は学校で習わなかったのか。トランプは判断力に欠けており、信用できない)」

 非核3原則は憲法条文ではないこと、9条に関してはいわゆる芦田修正を含めて100%占領軍サイドの起草とは言えないこと、何よりも緊密な同盟関係にある日本の「国のかたち=コンスティテューション」への敬意に欠けることなど、批判をするのは簡単です。

 とは言え、この「暴言」の意味を、どう理解したら良いのでしょうか?

【参考記事】トランプがイスラム過激派対策で公約した「思想審査」がオランダにあった

 まず、ジョー・バイデンという人について言えば、2008年までの上院議員時代には「暴言大魔王」で有名だったという事実があります。とにかく、思ったことを口にする、事実関係の曖昧なことでも平気で喋ってしまうという性格の人物だったのです。

 有名なのは、1988年の大統領予備選に向けて前年に出馬した際、カッコいいスピーチをしたのですが、それが他の人物の「パクリ」であることが露見して、予備選から脱落、政治生命も危うくなる事態に追い込まれたというエピソードです。

 最近でも、オバマ大統領のことを「バラク・アメリカ」と言ったとか、車椅子の政治家に向けて「では立って下さい」と言ったとか、とにかく失言は「筋金入り」です。あとはセクハラすれすれの言動もこの人の専売特許で、お人柄に免じて許されている面があります。

 そうは言っても、今回の発言は「笑って済ませられない」内容だとも言えます。では、正式に抗議したり、警戒したりするべき内容なのでしょうか?




 私は違うと思います。今回の「暴言」は、民主党の日本観の中にある「古い」部分が露出してしまった、それ以上でも以下でもないからです。

 アメリカの民主党は、フランクリン・D・ルーズベルトとハリー・トルーマンの党であり、第二次大戦で日本と戦い、降伏に追い込んで戦後改革を進めた党です。このため、日本に対して「従順な少年のように扱う」スタンスが長く続いたのは事実です。

 このバイデン発言について言えば、「子供の時に学校で習ったのを真面目に覚えていた」というより、戦後の政治的な風土の中で残っていた「古い日本観」が飛び出してしまったというのが実際のところでしょう。

 ですが、この感覚は現在のアメリカの世論や、民主党内にはほとんど残っていません。ヒラリーの日本観については、一昨年に刊行された自伝『困難な選択(Hard Choices)』にも書かれていますが、アジアの中で最も重要なパートナーであり、価値観を共有する国だという認識です。

【参考記事】アメリカの外交政策で攻守交代が起きた

 何よりも、今年5月の広島訪問に際してオバマ大統領が見せた、日本ならびに日本人への敬意は、現代の民主党のアジア戦略と重なる形で深化した日本観の具体化だと考えて良いと思います。

 また、日本文化への関心と尊敬は、初夏に大ブームとなった「ポケモンGO」現象でも明らかなように、アメリカではまったく衰えることはありません。そして、このような「ポケモン世代」というのは「アメリカの持つマッチョな善悪二元論」には距離を置き、日本的な「価値相対主義」や「多文化主義」「複雑系の社会観」を身につけた新世代だと思います。

 こうした新世代のカルチャーの受け皿となっているのは、政治的には民主党であり、共和党ではありません。ですから、今回のバイデン発言を受けて、「アメリカの民主党は日本を見下している」とか「ヒラリー政権は日本軽視だろう」などという心配をする必要はないと思います。

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天皇陛下の「お言葉」 政治的か否かで専門家の意見二分
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天皇陛下の「お言葉」 政治的か否かで専門家の意見二分 27
2016年08月20日 07:21 NEWSポストセブン
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NEWSポストセブン
写真天皇陛下の「お言葉」は政治的なメッセージだったのか?
天皇陛下の「お言葉」は政治的なメッセージだったのか?
 それは各家庭のテレビやラジオはもちろん新宿アルタや大阪・道頓堀川にかかる戎橋前などの大型ビジョン、家電量販店のテレビやインターネットを通じて全国津々浦々に届けられ、さらに海外でも広く伝えられた。

 全国各地で猛暑を記録した8月8日午後3時。天皇陛下はビデオメッセージを通じて国民にお気持ちを示された。時間にして11分、1813文字の“お言葉”に、胸を打たれたという人は少なくない。

 読売新聞社の世論調査(8月11日付)によると、お気持ちを表明されたことを「良かった」と思う人は93%にのぼった。ジャーナリストの田原総一朗さんは、このメッセージを「平成の玉音放送」だと感じたという。

「私が昭和天皇の玉音放送を聞いたのは小学校5年生の時。正午に天皇の重大放送があるというので、ラジオの前に座って待っていました。当時の玉音放送は、本土決戦で最後の一兵まで戦うと言っていた軍の幹部に対する、昭和天皇の挑戦だったと私は考えています。

 今回の陛下のお言葉も、語り口こそ穏やかですが、それに匹敵する必死の思いが込められていたのでは。天皇の政治関与を禁じた憲法第4条に触れる可能性があるなかで述べられたのは、相当のご決意があったからでしょう」(田原さん)

 陛下ご自身もお言葉で触れられたように、日本国憲法第4条では、天皇は《国政に関する権能を有しない》と定められ《国事に関する行為のみ》行うものとされている。

 大日本帝国憲法で《天皇ハ国ノ元首ニシテ統治権ヲ総攬》すると定められていたのとは対照的だ。それゆえ、陛下のご発言は「政治的なものではないか」と臆測を呼んだり、逆に政治家らが「天皇の政治利用ではないか」と批判されたことも過去にあった。

 だからこそ今回のお言葉は世の中に強い衝撃を与えた。『おことば 戦後皇室語録』の著書がある作家の島田雅彦さんは、陛下が“個人として”と述べられたことについて次のように話す。

「規定上、皇室のかたがたには、一般国民には認められている基本的人権がありません。つまり、陛下は“個人”として認められていない中でご発言したということを重く受け止めるべきです。


 象徴という憲法規定上のお立場を繰り返し強調されてもおり、現行憲法遵守の姿勢を示しつつ、皇室が安定的に存続できるよう、またご自身の喪儀で、日本に停滞を引き起こさないよう、配慮をされているところに感動しました」

 お言葉をどう受け止めるか、これは政治的なメッセージか否か。専門家の意見は二分している。例えば、高橋和之東京大学名誉教授は朝日新聞の取材に「自身の体調を正直に話しただけで、政治的発言とは言えない」と語っていた。そこに「気持ちの悪さを感じる」と疑問を呈するのは、放送大学教授の原武史さんだ。

「今回のお言葉は71年前の玉音放送と同じで極めて大きな政治的決断が語られている。天皇自身が昭和天皇を強く意識していることは『常ニ爾臣民ト共ニ在リ』が『常に国民と共にある自覚』など、表現の類似性からも感じます。

 天皇はこれまでも強く自身の思いを会見などでにじませてきたが、それはあくまで思い。今回のように法を超える権力を行使し、法律の改正を促す強いメッセージを発したのは初めてのことです。そこには危うさも感じますが、一見ソフトゆえ、政治的メッセージではないとして、ことさらにお言葉を過小に解釈するのは白を黒とするようなおかしさを感じます」

 田原さんの言葉を借りれば、「陛下の挑戦」。なぜそこまで踏み込んだご発言をされたのだろう。前出・原さんは、「非常手段だったのではないか」と指摘する。

「天皇は5、6年前から生前退位の意向を持っていたと報じられています。だとすれば、宮内庁からその意向が政府に密かに伝えられ、政府は水面下で皇室典範の改正作業の検討を始めるべきだった。しかし、一向にそうした動きが見えないことに天皇がしびれを切らし、今回の手段に打って出たと見るべきでしょう」(原さん)

 ひとつひとつ慎重にお言葉を選ばれながら、強いお気持ちを口にされた今回のメッセージには、それでも前述したような制約から、あふれるお気持ちのすべてを言葉にはできなかった。

 それは《天皇という立場上、現行の皇室制度に具体的に触れることは控えながら》というお言葉からも明らかだろう。だからこそ《国民の理解を得られることを、切に願っています》と締めくくられた陛下のお気持ちを私たちは正しく理解しなければならない。

撮影/雑誌協会代表取材

※女性セブン2016年9月1日号

NEWSポストセブン
陛下の過去のお言葉から平和を求めるメッセージを読み解く本
天皇陛下のお言葉 どれもご本人が時間をかけて用意している
昭和天皇の思想形成、政治や戦争との関わりについて迫った書
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