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2016年08月01日02:12

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日曜は・・・

 午前中から出掛け、横浜ブルク13で「ターザン」。
 これはお馴染み「ターザン」の実写映画化だが・・・何と言うか痛快さの全くない展開で困ってしまう。
 また、19世紀のアフリカの植民地で、米国が他国の黒人奴隷労働を非難するなどあり得るのか?と思ってしまう。
 この映画、現在の感覚と19世紀に持って行っているように思えて仕方ないのだが・・・

 映画の後、昼食は鰻でも・・・と思っていたけれど、時間を読み違えたか、この後を考えると余裕なし、仕方ないので駅前の立ち食いで蕎麦を手繰り、友人との待ち合わせ場所の新宿へ急ぐ。

 んで、「ベトナムの怪しい彼女」を観るのだ。
 これは70過ぎの老婆が突如20歳の姿になってしまうと言う韓国のハートフルコメディ「怪しい彼女」のベトナム版。
 (レビューが書けないので日記で延々書く・・・申し訳ない)

 この「怪しい彼女」は製作のCJエンターテイメントの世界戦略により、韓国版を輸出するのではなく、現地で、その国に合わせた内容でリメイクする、と言う手段を取っており、既に中国版、日本版が公開されています――実は、ベトナム版は日本版より早く完成し、昨年末に公開されベトナム映画史上2位に相当する大ヒットとなったとのこと。
 この「怪しい彼女」は、現在、タイとインドネシアで撮影中、インドとドイツでも製作中、更にアメリカでは2バージョン(黒人&ヒスパニック)の製作が企画されているのだとか……映画史上、珍しい規模の壮大な試みとなっているように思います。

 70歳になるダイは、女手ひとつで育て上げたひとり息子が自慢の種。だが、口うるさい彼女の周囲には諍いが絶えず、息子の嫁は心労が祟って心臓病で倒れてしまう。
 そんな妻を労る為に、母を田舎の親族に預ける、と言う息子の言葉を立ち聞きし、さすがに落ち込んだダイが街を歩いていると「青春写真館」と言う店が目に止まった。
 遺影を撮っておくれ、とダイが写真を撮影すると……

 オリジナルの「怪しい彼女」から、中国版、日本版と観て既に4回目となる鑑賞で、さすがに飽きが来るか、と懸念をしたのですが、物語が始まってしまうと引き込まれ、今回もしっかり楽しめた上に、最後のダイの決意には、やはり涙してしまうのですから、この物語には、それだけの力強さと普遍性があるのは事実でしょう。
 そして、この映画も、やはりヒロインが魅力的。
 20歳になったダイを演じるのはミウ・レ。彼女、元々歌手兼声優で、映画女優としてのキャリアは少なかったそうなのですが、本業の歌が見事なのは当然としても、外見は20歳でも中身は70過ぎと言う難しい役を巧みに演じ、変顔も辞さないなかなかのコメディエンヌぶりを発揮しています。まぁ、ちょっとスタイルがよくない(足が太いし老人っぽく猫背気味なので余計に感じる)のは気になりますが……

 物語の方は、これは韓国版ほぼそのまま。太平洋戦争後、平和を貫いた日本や、内情として歴史に触れたくない中国と異なり、1970年代まで戦争続きで、混乱や貧困を経験しているベトナムの場合、韓国と通じる部分があってオリジナルそのままで出来た、と言う事でしょうか。
 また、新興国らしい所ではありますが、都市部は急激な発展と変化を遂げ、富裕層は日本や韓国などのアジア先進国と同レベルにある、と
言うのにも驚かされますし、そうした各国の国情が見えて来る差異を比較するのも興味深い所。

 ラストの母の愛の深さを示す所では相変わらず泣かされますし、ダイが憧れたベトナムの往年のスター、タン・ガーは彼の国では“母の愛情”を体現する人物(人気絶頂時、息子を誘拐された彼女は命と引き換えに息子を救い出したとのこと)として知られているそうで、こうした辺りがベトナム人の涙を絞り取って大ヒットに繋がったのではないでしょうか?
 他にも、戦争を知る世代と、若者との世代ギャップなども盛り込み、そして、名曲の数々で繋いで行く構成は4回目の鑑賞でも、その巧みさに感心させられるばかり。
 こうなると、製作中の他の国の「怪しい彼女」も是非観てみたいものです。
 
 映画の後に行われたイベントには武田梨奈が登場。
 映画で見る武田梨奈と違い、素で見る彼女は可愛いなぁ・・・

 映画の後は、新宿高島屋の「今半」ですき焼き。
 一人前¥8000円超の上すき焼きコースで・・・ま、偶には贅沢もいいだろう・・・それにしても霜降りの黒毛和牛は正にとろけるような味わいだった。

 帰宅後、何とかレビューを書き上げて・・・mixiにはアップ出来ないんだものなぁ。
 仕方ない、日記だけ書いて、今日は寝る。
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