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2016年07月24日10:59

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AERAから毎日へのエール・・左翼的だなあ

分裂しても強いのは、小池さんだろうか?


■大混迷の都知事選、有力3候補の違和感と不安
(dot. - 07月18日 07:01)
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大混迷の都知事選、有力3候補の違和感と不安 366
2016年07月18日 07:01 dot.
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 保守が分裂した一方、野党4党は告示直前に統一候補を担いだ。有力3候補の選挙戦は、違和感と不安だらけだ。

 元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児氏(69)の決断で、東京都知事選の構図が固まった。

「保守が分裂した今回は都政を変えるチャンス。そういう状況を生かすためには、私が出馬を取り下げることで影響を与えうるんじゃないかと考えている」

 宇都宮氏は立候補辞退の理由をこう語った。この会見が行われたのは、告示日前日の7月13日夜。都知事選はこうして、元防衛相の小池百合子衆院議員(64)、元総務相の増田寛也氏(64)の保守系2氏に、ジャーナリストで野党4党が推薦する鳥越俊太郎氏(76)を加えた3氏を中心に争われることになった。

 告示前の序盤戦で、話題をさらったのは小池氏だった。

 自民党都連は6月末、都知事が2代続けてカネをめぐって途中辞職したため、政治家でなく、実務家を候補者に選ぶ方針を固めた。小池氏は「がけから飛び降りる覚悟で挑戦したい」と立候補を表明。その会見があったのは、都連会長の石原伸晃氏が、前総務事務次官の桜井俊氏に出馬を要請した日だった。

●まるで「女小泉」

「安倍政権のもとで冷遇されていると感じていたと思う。活躍の場がほしかったんだろう」

 小池氏を知る永田町関係者は、胸の内をそう推し量る。

「冷遇」の理由の一つは、2012年の自民党総裁選にさかのぼる。小池氏は当初、安倍晋三氏を支援していたが、途中から優勢とみられた石破茂氏の支持に回った。かつては「初の女性総理」の呼び声もあったが、第2次安倍政権の発足以降、主だった役職には就いていない。

 ある政治ジャーナリストは、今回の都知事選の戦いぶりを、

「自民党を敵に見立て、そこに挑む姿を見せることで支持を得ようとしている。『自民党をぶっ壊す』と叫んだ小泉純一郎元首相と重なる。メディア戦略がうまく、まるで『女小泉』だ」

 と評する。

 小池氏は会見で自民党の候補者擁立プロセスを「どこで何を決めているか不透明」と批判。提出した推薦依頼を取り下げると、続けて谷垣禎一党幹事長に進退伺の意向を伝えた。就任直後に都議会を解散する考えがあることも表明。矢継ぎ早の演出で“敵”との駆け引きをメディアに巧みに取り上げさせている。

 一方、自民党都連会長代行の下村博文(はくぶん)氏は、こうした小池氏の動きに疑問を投げかける。

「離党や除名などの処分も覚悟で出馬したいということだと思うが、進退の判断を幹事長に預けてしまい、覚悟が本物かどうかわからない。選挙だけ考えたら『悲劇のヒロイン』のストーリーは一部成功しているのだろうが、知事になった後の都政運営も考えているのか。都民から選ばれた都議会を冒頭解散することはありえない」

●支援者になじみがない

 下村氏によると党内では、小池氏が推薦依頼を取り下げなければ、同様に推薦依頼を出していた増田氏と政策を論じ合う立会演説会などの場を設け、候補者を決める考えもあったという。

「小池さんと増田さんでオープンな議論をしてほしかった。その結果、小池さんが推薦を得る可能性もゼロではなかったはず。自民党所属の国会議員として残念だった」(下村氏)

 自民と公明の推薦を得た増田氏は、旧建設省でキャリアをスタートすると、岩手県知事を3期12年務めるなど「実務型」の候補として申し分ない実績がある。

 ただ、増田氏はかつて著書などで、介護や医療の人的資源やニーズが東京圏に偏ることで、地方が疲弊する可能性を指摘。東京一極集中の問題を語りながら、都知事をめざすことについて「問題提起した人間として、中に入って解決するのがけじめ」(7月13日の候補者共同記者会見)などと語っている。

 また、前出の永田町関係者はこんな見方をする。

「増田さんは岩手県の元知事で、東京とは関係のない人物。都民や自民党の支援者にとってはなじみがなく、『よそ者』と感じていると思う。一方で支援者にとっては、東京選出の国会議員である小池さんこそ、自民党の候補だと映るのではないか」

 都知事選は参院選直後の夏場の選挙でもあり、自民党が強みとする組織の動員力についても、

「1カ月に2度も選挙があれば力が入らない」(同前)

●ただ一人政治経験なし

 知名度でまさる小池氏に有利とみられる状況を覆したのが、鳥越氏だった。

「敵は自民党だけと思っていた小池さんにとって、鳥越さんの出馬は想定外だっただろう。無党派層の支持という面で、鳥越さんと小池さんは競合する」(前出の政治ジャーナリスト)

 人気投票に陥りがちな都知事選で有利とされる“後出しじゃんけん”を制した鳥越氏。ただ準備不足は明らかで、7月12日に行われた出馬会見でも「公約はこれから考える」と語った。

 4度のがん手術を克服した一方、4年後の東京五輪・パラリンピックは80歳で迎えるため、健康不安を指摘する声もある。また、有力3候補のなかではただ一人、政治経験がない。

 民進党都議の浅野克彦氏は、都知事の資質を、こう考える。
「都には4人の副知事がいて、政策を実現する多くの優秀な職員もいる。都知事に最も必要なのは大局観だと思う。ぶれずに方針を示すことができるかどうかが求められる」
 鳥越氏は出馬の動機について、参院選で改憲勢力が3分の2に達したことへの懸念を挙げた。
 前出の下村氏は、
「国政の課題を都知事選に反映させることには違和感がある。安倍政権の政策は、参院選で国民の審判を受けたはずだ」
 と話す。一方、浅野氏は地方議員の立場からこう見る。

「国から交付金をもらっていない都は、国に言うべきことを言える立場にある。一つの勢力が衆参両院で3分の2を占め、都知事までも同じ考え方になったら、国民の多様な声は国政に反映されるのか。鳥越さんの問題意識はここにあると思う。しかし、都知事選で最初に語るべき論点でない。偏りがあれば、僕も意見していきたい」

(編集部・宮下直之)

※AERA 2016年7月25日号
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