【運動】革命記念日の悲劇。

ツール・ド・フランス＝第12Ｓでフルーム事故、総合首位はキープ
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夜のニースで惨劇が起きる前、程度としてははるかにマシとはいえ、モン・ヴァントゥーでも悲劇が起きていました。

伏線は朝からありました。昨日はモン・ヴァントゥーの頂上がゴールの予定でしたが、頂上付近はものすごい強風。時速110キロ（！）に達すると予想されたため、コースが6キロ短縮されました。ここまではいい。

問題はこのあと。運営は何も安全対策を取らなかった。ただでさえ熱狂する観客が、6キロ分下がってきて、危険度が増したというのに！
案の定悲劇が起きました。総合優勝争いに絡む、フルーム・ポート・モレマの3選手が、熱狂する観客をかき分けるかのように登ってきた。そこへ観客がカメラバイクと接触、バイク急停止！3人はよけきれず追突し転倒！
ポート選手とモレマ選手は何とか自転車で走り出しましたが、フルーム選手は自転車が破損。代わりの自転車の用意に時間がかかり、自分の足で（！）走っていたほど。何とか代わりの自転車を用意してもらったものの、大きなタイムロス。総合首位から脱落、と思われました。

しかしそのままではあまりにアンフェア。1時間にもわたる主催者内部での協議の末、3人は事故発生時のタイム差をそのままゴールタイムに反映されることに。これにより何とかフルーム選手は総合首位キープ。もし救済措置なしなら、年内はサイクルロードレースを一切見ないことも考えていました。


以前から僕はこういう事故が起きることを懸念していましたが、残念ながら現実になってしまった。ヨーロッパ各国ではサッカーと同じくらい自転車競技に熱狂する人が多い。言うなれば、サイクルロードレースの沿道では、フーリガン連中が柵も何もないところで騒いでいるようなものです。何も対策を取らなかった運営の怠慢と言うほかありません！はっきり言ってSKEの運営より無能な運営が、この地球上に存在するとは思いませんでした！

まだアルプスが残っています。早急に対策を！何なら無観客レースも仕方ないでしょう。