参加校は１１２校で、７校×１６山が作られている。シードは１〜４が四隅、第５シードの８校が中の山にいる。まずは、ベスト１６までを予想してみます。
一応の可視化を図るため、ポイントを勝手に振ってみました（校名の右の○数字がポイント）。
秋・春の県大会に出場…１点
秋・春の地区大会で優勝・準優勝…１点
県大会で１勝…１点
※県大会優勝すると６点、準優勝４点、ベスト４には３点入る。
秋・春の東海大会で１勝…１点
甲子園で１勝…１点（今年度は選抜出場校はなし）
Ａブロック
第２シード日大三島 第５シード三島南
Ａ−１ 【日大三島】
日大三島��、知徳��
県大会秋春連続準優勝。安定性はあるが、いまいち押しもない。１０数年ぶりの東部の高校が甲子園に出る最右翼にある。対するは、３回戦で当たる可能性のある知徳。こちらはやや安定性に欠けるが、秋の敗北からチームを立て直してきた。
Ａ−２ 【御殿場西】
御殿場西� ∪盈�
県大会出場は御殿場西のみ。対抗は秋２勝している星陵あたりだが、御西は直接下しているため、有利は動かない。
Ａ−３ 【富士市立】
袋井�◆�富士市立� �韮山、袋井商
春の西部準優勝の袋井と、秋の東部４位が２回戦で当たる。力的には富士市立だが、袋井は春からの勢いがある。くじの妙で、袋井は１回戦免除となり、富士市立は初戦下田とあたる。あまり結果を出していない下田との試合で弾みをつけると、富士市立が有利か。ただ、３回戦にあたるのは、地域の実力校である韮山か袋井商なので油断はできない。
Ａ−４ 【磐田東】
三島南��、磐田東��
近年力をつけてきた三島南が第５シード。ただ、秋はチームができておらず３回戦で消えている。ために、シード校ではもっともポイントが低い��である。緒戦の相手は、去年３回戦進出でニュースになった裾野か、やや上回る浜松湖南であり、問題は３回戦であろう。対するは、秋の西部大会を圧倒した磐田東である。春は初戦で聖隷とあたって消えてしまったが、強打で鳴らしている。シード校の三島南に地の利があるが、先手を打たれると磐田東がいっきにもっていきそうだ。
Ｂブロック
第３シード静岡 第５シード掛川西
Ｂ−１ 【掛川西】
掛川西��、加藤学園�ぁ�飛龍�◆�菊川南陵� �浜松学院��
なんの因果か、７校中５校が県大会出場校。どこが出てもおかしくない状態。
それでも、最右翼は秋の県優勝校の掛川西。安定感はあるが、ほぼ県大会レベルと連戦しなければならない。緒戦の浜松学院を秋に乱打戦で降している。流れ次第ではわからない、大きな山場だ。
もう一つは、秋の東部の優勝校飛龍が菊川南陵と初戦で戦う。気のゆるみから、エースを降板させた後に逆転負けしたために春の県には出ていないが、東部屈指の実力校である。対する菊川南陵も、野球ヤンキー最後の受け皿ともいうべきチームで、力は侮れない。また、秋・春連続で東部準優勝の加藤学園も雪辱をはかる。
Ｂ−２ 【聖隷クリストファー】
聖隷クリストファー�◆⊂堕電讚 ∋堽�沼津��
開幕試合に聖隷と沼津東があたる。ともに地域では上位校になるため、開幕の雰囲気をどうつかむかで変わってくる。ただ、力的には聖隷が頭ひとつ抜けている感じか。これを沼津勢が追う。
Ｂ−３ 【浜松商】
浜松商��、浜松工�◆⊂�山
浜松勢が固まっている。県でも名をはせる古豪の浜松商も、春は今一歩で敗れたためにノーシード。ただ、三島南と互角の力は有している。対抗は浜松工と、定期戦が再現されるか。浜松工の初戦はトータルテンボスのアフロの方が鉄腕を見せていた小山。今年は力があり侮れない。
Ｂ−４ 【静岡】
静岡�А�藤枝明誠�Α�富士宮北� �浜松大平台
大会２連覇中の静岡は、去年のような圧倒感が鳴りを潜めている。甲子園出場経験組が多いが、牽引してきたエースがケガから復帰したばかり。去年の強打も鳴りを潜めている。しばらく静岡の天下が続くと思われたが、果たして。緒戦の相手は、ノーシード爆弾１番手の藤枝明誠。ノーシードなのに、そこらのシードより強く、安定性もある。エースが県下で３指にはいる。初戦の誠恵（旧ぬまっき）も侮れないが、中１日あけて静岡と対決することも考慮した試合運びが求められる。実は、今日雨天で流れなければ、明誠は初戦にエースを完投させて、中１週間あけて静岡に挑めた。この天の采配がどう動くか見ものである。
３回戦は、わが母校富士宮北か、常葉菊川とノーガードの打ち合いをした浜松大平台だ。天下の静岡様（この学校は常に地元の草薙で戦える優先校である）も伝統的に富士宮勢との相性は悪い。それでも、明誠を降せればその先への展望は開けるだろう。
Ｃブロック
第４シード東海大翔洋 第５シード浜松学習舎
Ｃ−１ 【東海大翔洋】
東海大翔洋�ァ∪轍�市立� �桐陽� ∪轍�学園� �科学技術
安定性もあるが、どことなく突き抜けていない感が否めない東海大翔洋。しかし、このブロックではあたま２つほど抜けている。問題は緒戦に、春の県大会出場組である静岡市立と桐陽の勝者と戦わねばならないところである。力の上では問題ないが、去年も緒戦でノーシード爆弾の飛龍に大敗して、シードながら早々と姿を消している。先輩の轍は踏まぬようにしたい。それさえ抜ければ、かなり楽なブロックである。
Ｃ−２ 【駿河総合】
島田樟誠� ⊇找倭躪隋⊂�笠
県大会出場は秋の島田樟誠だけである。ここはどこが出るのか予想もつかない。チームとしてよくできているのが駿河総合と小笠。
Ｃ−３ 【金谷】
浜松西�◆�金谷
春の県大会２回戦出場の浜松西を中心に展開しそう。春にかけて力をつけてきた金谷も県大会出場の力は十分にある。
Ｃ−４ 【常葉菊川】
浜松修学舎�А⊂鑞婬得遶ぁ�掛川工��
打って変わってＣブロックの激戦地。浜松修学舎は近年に一番力をつけてきたチーム。安定した結果で、秋は県４位、春は５位と初めての県制覇を視野に入れている。対するはノーシード爆弾の２番手、常葉菊川だ。打撃力は県下一番ながら、投手の好不調の波が大きいため、どう出るかわからない。一応、１年生にいい投手がいるので夏は落ち着いた継投ができるかもしれない。
Ｄブロック
第１シード常葉橘 第５シード静清
Ｄ−１ 【静清】
静清�Α�島田商��、富士宮西
好投手ようする静清だが、試合巧者の島田商と緒戦を戦うことになりそう。シードゆえの弱点である試合勘をつかむ前にリードされると厳しい。ともに秋春とも県に出ているため、締まった試合が望めそう。
Ｄ−２ 【静岡商】
富士��、静岡商�◆�伊豆総合��
静岡の早慶戦といえば、静岡と静岡商である。なぜか、静岡商もノーシードながら地元の草薙ばかりで試合ができる特権がある。その静岡商にとって難敵は３回戦に来そうな富士であろう。県東部の進学校御三家（韮山、沼津東、富士）はなんだかんだと毎年チームを作ってくる。面白い試合になりそうだ。
Ｄ−３ 【浜名】
浜名��、浜松日体、天竜
ここも県大会出場が浜名だけである。その勢いから浜名が最右翼だ。２回戦であたりそうなのが、地区大会で３勝を挙げている浜松日体であろう。３回戦は、なんだかんだと秋と春で６勝を挙げている天竜である。県に出ていないとはいえ、侮れない相手が続く。
Ｄ−４ 【常葉橘】
常葉橘��、沼津商、清水桜が丘
春の県、そして東海の覇者である常葉橘が一強の状態である。選手の育成と試合中のオブジェとして名をはせた前監督との違いが果たしてどれほど出るのか。県内屈指の好投手を要し、しぶとい打線で勝ち上がってきた。橘から５点とれたのは掛川西と常葉菊川くらいである。Ｄブロックで対抗できるのは同じ好投手ようする静清くらいか。それとも、足元をすくうチームが出てくるか見ものである。
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