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2016年07月07日10:49

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マワリミチ 第三部 飛躍編78

マワリミチは小説です。新しくマイミクになった方が本当の日記と

勘違いされることがありますので、予めお断りしておきます。予備校講師という

アウトローな人間の不器用な生き方をほぼ実話に沿って描きました。主人公、

ディスレクシアの元予備校講師川口民雄が元同僚、ADHDの並木義江とともに、

大検予備校を解雇になりました。二部では苦しみながら、なんとか生きる手段を

見つけました。今度はそれをどう発展させるか、考えながら、第三部が始まります。

飛躍編:「本文」 打ち合わせ時間

田口女史
「課長は言うけどさあ。受講生はそんなに簡単に増えないわ。3年前と同じ広告を出しても、問い合わせは70%ぐらいしか来ない」

並木
「受講料も10%下げたから、利益は減っている一方。この仕事、いつまで続けられますかね」

田口女史
「今までは駆け込みで、50人は来たけど、現在、まだ10人に満たないわ。だから相当まずい」

並木
「そろそろ飽きられたかな。こちらの努力が足りないのかな。私も転職を考えなくては」

田口女史
「簡単に行くかしらね。景気は上向いても、自分に合うか仕事が見つかるかどうかは別問題でしょ」

並木
「そうなのよ。私がここに入社したときに、面接をしてくれた村井さんは昨年、辞めたから、目標がなくなったし。ただ、生活のために働いているだけ。締め切りまで、待ってみましょう」









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