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2016年06月23日21:18

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スーパーマーズとストロベリームーン

ここ最近、聞いたことも無い言葉が連続して出現しました。
5月には スーパーマーズ
6月には ストロベリームーン

言うまでもありませんが、スーパーマーズは5月31日の火星大接近のこと。
そして、ストロベリームーンは6月20日の満月のことを示していました。

天文関係者(の一部) は、これらをずいぶんと非難していました。
ですが、この2つには大きく違うところがあります。

インターネットで調べた限り、スーパーマーズは2016年以前の記述を見つけることが出来ませんでした。どうやら出典は六本木の東京シティービューが開催した観望会で、言葉を作ったことも認めているそうです。
https://www.mori.co.jp/company/press/release/2016/04/20160428100000003211.html

以下、「タイニーP@Kenzoo6601」さんのtweetを引用
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そうすると東京シティビューは「スーパーマーズ」という言葉をよそから拝借したのではなく、自ら造語した可能性がある そこでメールフォームで「『スーパーマーズ』は御社の造語か?」と単刀直入に聞いたところ、「はい。東京シティビューが今回作った造語です」との回答だった
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以上のことから、「スーパーマーズ」は今年になって勝手に作られた造語であるとほぼ断定できるし、非難されても仕方ないでしょう。

さて、それでは「ストロベリームーン」はどうでしょう?
こちらは一部の記事…ではあるが、はっきりと出典が書いてありました。
「ネイティブアメリカンがそう呼んでいた」

先ほどの「スーパーマーズ」とは、受け止め方がずいぶん違ってこないでしょうか?

しかし、言葉をひもといていくと、記事に書かれたように「夏の月は赤い=ストロベリー」では無いことが分かります。

ストロベリームーンの意味。それは、苺が熟れる季節。
ネイティブアメリカンの中でも、「アルゴンキン族」により命名されたとありました。

おそらく情報ソースは [FARMER'S ALMANAC] と思われます。
http://www.almanac.com/content/full-moon-names
> The Full Moon Names we use in the Almanac come from the Algonquin tribes who lived in regions from New England to Lake Superior.

しかし [Western Washington University]のサイト [American Indian Moons] では、全く別の情報が得られました。
https://www.wwu.edu/depts/skywise/indianmoons.html

アルゴンキン族 (Algonquin) 族の6月は
twowa kesos => when they hill indian corn
と紹介されていました。
hill は直訳で「丘」ですが、語源は「隆起」なので、トウモロコシの熟れる頃…で良いのかな?

6月を StrawberryMoonと呼んでいたの、スー族(sioux)とアニシナアベ族(Anishinaabe)

ショーニー族(Shawnee)、ポタワトミ族(Potawatomi)は5月がStrawberryMoon でした。
Wikipediaによると…
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他のアルゴンキン語の部族はショーニーを彼らの最南端の支族と見なし、他のアルゴンキン語族には「南」を意味する「shawano」というよく似た単語がある。しかし、ショーニー語の「shawan」という語幹は「南」ではなく、「(天気が)穏やかな、暖かな」という意味を持つ。
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暖かな気候なので、収穫時期が早かったんでしょうかね?

また、チェロキー族(Cherokee)にいたっては3月がStrawberryMoonになっていました。
ですが、他のサイトだとStrawberryMoonの記述が無く
3月:Windy Moon
6月:Green Corn Moon
7月:Ripe Corn Moon
となっていました。
http://www.powersource.com/cocinc/ceremony/moons.htm

6月はトウモロコシが未熟。そして、7月になると熟れて収穫時なのでしょう。

現代でもトウモロコシ生産量はアメリカがトップですが、この頃から生活の一部だったことが伺えるネーミングです。

そう考えると、「お月様の名前」ではなく、その月(1ヶ月間)の名前と解釈するのが自然なんでしょうね。
事実、幾つかのサイトでは満月の名前として Full xxxx Moon と書かれていました。


さて、せっかくなので他の月の名前も紹介しておきます。
*FARMERS'S ALMANAC より引用
http://www.almanac.com/content/full-moon-names

1月 Wolf Moon (Old Moon , Moon After Yule , Snow Moon)
2月 Snow Moon (Hunger Moon)
3月 Worm Moon (Sap Moon)
4月 Pink Moon (Egg Moon , Fish Moon)
5月 Flower Moon (Corn Planting Moon , Milk Moon)
6月 Strawberry Moon (Rose Moon , Hot Moon)
7月 Buck Moon (Thunder Moon)
8月 Sturgeon Moon (Green Corn Moon)
9月 Corn Moon (Barley Moon ,Harvest Moon)
10月 Hunter's Moon (Dying Moon , Travel Moon)
11月 Beaver Moon (Frost Moon)
12月 Cold Moon (Long Nighe Moon)

そしてもう一つ、忘れちゃいけないのが Blue Moon
最近は「1ヶ月の中で2度目の満月」という意味で使われていますが、元々は閏月の名前だそうです。
月の満ち欠けで暦を決定していると、1年で約11日の誤差が出てきてしまいますからね。
本来の季節に合わせるためには必要だったということです。
(日本では特に呼び名は無く、同じ月が繰り返されていたそうです)


最後に、日本で紹介された「でたらめ」を紹介しておきます。
・赤みを帯びた温かい色合いになり、「ストローベーリームーン」と呼ばれています
 語源は苺の収穫時期。(殆どの記事では苺の収穫時期と書かれていましたが…)
・年に1度の「ストロベリームーン」
 満月のことを指しているわけでは無い…(と考えられる)
・年に一度の赤み 「ストロベリームーン」観測
 気象条件に左右されるし、高度が低ければ赤く見えることが多いだけ。
 他の季節でも昇りはじめの月は赤く見えることがある。
・ストロベリームーンという天文現象
 南中高度が低いため他の季節に比べて赤く見える傾向があるのは確かだが、そんな天文現象は無い。
・月ですか? いいえ、ハムです
 間違えた人には鉄拳制裁w

以上、ネットでしか調べてないので、間違いも多々あるかと思います。
天文、歴史民俗、英語などなど、お詳しい方々からのご指摘をお待ちしておりますm(_ _)m
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