mixiユーザー(id:12410478)

2016年06月12日08:46

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この記事は、決定的にダメな記事。

mixiをやるなという意見があります。
プライバシーを守るのが大変である、ののしり合いなどの不毛な時間の浪費に当たるなどの諸問題もあります。
しかし、大きな理由として、ニュース類のクオリティが低いことも挙げられます。
このニュースなどは、典型です。
呆れましたね。

結論は、
内定を辞退されてごねている企業の言い分など、一切聞く必要がない。
こういうことが記事になること自体がおかしい。
論理構成も全く異常だということです。

1 内定辞退と「オワハラ」は、基本的に無関係だ。
オワハラがなくなったとしよう。
それでも、学生は少しでも条件がいいところを目指すであろう。
何か、「学生も悪いし、企業も悪い」などという、悪い意味での日本的な情緒的な悪者探しになっているような印象である.
没論理も甚だしい。

2 就職という大人の世界の出来事に、ウソをつくかどうかは、無関係である。
もしも、「ウソはいけない」という思想信条を、社会人になっても貫き通すとしたら、社会人失格だ。辞表を何十枚書いても間に合わない。
そういう人は、企業ではなく、教育や宗教関係に行くべきだ。
(…その教育にしても、どんなに心に思っている正しいことでも、言ってはいけないという規制があります。私の様な適度に融通が利くタイプはなんとかなりますが、心がきれいすぎる人にとっては生きずらい世界です。実際に、途中でグレてしまった人を知っています。まあ、この国立大学生S君がそんな素晴らしい人ではないとは思いますが…)

3 内定辞退は、リスクヘッジ。否定できるものではない。
人生に何が起こるかわからないし、会社にも何が起こるかわからない。
いい例が、タカタ。あるいは三菱自工。
ああいう致命的な事件が就職活動中に明らかになる可能性がある。就職してからでは遅いが、複数の内定先から選択できる期間が、一日でもあったほうがよい。
リスクヘッジをしない人は、「忠誠心がある」というよりも、「社会人として甘い」という評価が妥当だと思うが…上場企業の管理職の方のご意見があったら、ご教示いただきたいと思います。

4 そもそも内定辞退とは、慣習的に認められ定着した行動。それに異を唱えるのは、自分勝手も甚だしい。
大学入試(一般入試)を考えればわかるというものだ。滑り止めを受けなかった人は、どのくらいいるだろうか。受験料が払えなかったなどはともかく、そもそも受けるつもりはなかったひとは、非常に親孝行な人で、都立大(首都大東京。都民はただでさえ安い入学金が半額になる)しか受けない、もしくは祖父母の介護の都合から地元国公立大しか行けなかった…という訳アリ型と、東大オープンA判定の秀才で、落ちたら浪人するつもりで東大しか受けなかった合格当然型の二種類しかない。
野球の試合で盗塁した人に、「卑怯だ」といっても意味がないのと同じである。

5 地方の学生に辞退者が少ないのは、単に景気の影響と、視野の狭さの問題。


ポストモダンとかなんとか言われていますが、
まだ、頭の中に江戸時代を引きずっているような人が世の中には多いですね。

私の教え子たちには、そういうのに惑わされず、悔いのない人生を送ってほしいと思います。


■内定辞退者の特徴から判明 現在の就活の「構造的問題点」とは
(しらべぇ - 06月11日 18:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=4038702
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