今日は、「黄金伝説」を観に愛知県美術館に行ったのだが、コレクション展が良かった。
展示室1では、木村定三コレクション 「生誕300年 蕪村・若冲と江戸絵画」というもので、この部屋の展示は 随分良かった。
与謝蕪村 「薄に鹿図」「富嶽列松図(重要文化財)」「若竹図 自賛」など
伊藤若冲 「菊に双鶴図」「六歌仙図」「伏見人形図」の3枚が展示されていて、観ている人が少なく、じっくり絵が観れた。
愛知県美術館の所蔵で 伊藤若冲の絵があるとはこれまで知らなかった。
これまで観たことが無かったからである。
まさか、今日 若冲の絵が観れるとは思いも寄らなかったので、ラッキーだと思った。
東京都美術館で あんなに長時間も並んで観た若冲が、今日は 3枚だけだが ゆったりと観れて良かった。
この展示も5月29日までだったので、ギリギリだった。
若冲の「六歌仙図」は、在原業平、僧正遍正、喜撰法師、大友黒主、文屋康秀、小野小町が田楽を焼いて酒の肴にしているユーモラスに描いたものであった。
水墨画で 軽いタッチで描いて、親しみやすい絵だった。
「伏見人形図」も 良かった。
また、浜田知明と 須田剋太が 木村定三にあてた書簡が展示されていて、浜田は 繊細で丁寧に書いている字と 須田の 大胆に 殴り書きのような字が 対照的で 興味深かった。
そういうものまで展示するのか。と、思った。
また、日本国際美術展という展覧会のポスターや その時の写真が展示されて、トリエンナーレのような展覧会が 昔 行われていたことを 初めて知った。
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