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2016年04月17日19:23

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【美術】「REVALUE NIPPON PROJECT 中田英寿が出会った日本工芸」展

皆様、御今晩は。6月5日迄パナソニック汐留ミュージアムにて開催中の「REVALUE NIPPON PROJECT 中田英寿が出会った日本工芸」展に行って参りました。その感想です。

元サッカー日本代表である中田英寿氏が現役引退後続けている活動のひとつに「REVALUE NIPPON PROJECT」があります。この活動は、日本が連綿と受け継いできた伝統的な工芸、文化や技術の価値や可能性を再発見し、その魅力をより多くの人に知ってもらう 「きっかけ」を創出することで、日本文化の継承・発展を促すことを目的としています。このプロジェクトでは、毎年「陶磁器」「和紙」「竹」「型紙」「漆」といったひとつの素材をテーマに選び、批評家などの専門家を中心としたアドバイザリーボードが、工芸家およびアーティストなどのコラボレーターを選定し、各チームが自由な発想で作品を制作します。さらにこの制作を通じて工芸の魅力を広く伝えるために中田氏自らも広報活動を行い、この作品や人との出会いは将来の日本のラグジュアリーとなるべきものだと語っています。日本の工芸作品は私たちには身近すぎ、その価値や魅力について再考することが難しいのかもしれません。産業分野のものづくりにも、工芸の技術や美しさは深く関係し必要とされているにもかかわらず、工芸家やその作品の認知度は決して高いとは言えず、後継者不足で悩む作り手が多く存在している現状があります。本展では、日本工芸の魅力を再発見し、「ものづくりの心」を後世に伝えるべく中田氏のプロジェクトで生まれた作品を展示します。展覧会場では、新たな刺激を受けた工芸家たちの技術力の高さとその作品の美しさを改めてご覧いただけることでしょう。


今回二回目となりますが、何度見ても良いものは良いのであります。改めて思ったのは一回目見逃している作品が多々あってその良さが解ったことと、お世辞にも広いとは言えない展覧会場ですが、その狭さを意識させない会場構成となっているのが流石はパナソニック汐留ミュージアムと唸ったところでしてともすれば凡庸で終わりそうになるこの企画を存分に活かすことに成功しておりますし、観ていて愉しいのでありますね。

和紙で出来た白熊ちゃん『Life size polar bear in papier mache』は何度観ても可愛いし、一番のお気に入りである竹で出来たシャンデリア『Infinite Shadow』は相変わらずお見事で、今回再認識出来たのは螺鈿で出来たタイトル未明の作品『極上の真珠と繊細なる螺鈿。 漆のバングル』の繊細さに只管痺れたのでありまして前回の「イングリッシュ・ガーデン」とはまた違った会場構成になっていて今回会場には収まり切れない作品も展示されているのがご愛敬と言う小粒ながらも中々秀逸な展覧会としてお薦め致します。





http://panasonic.co.jp/es/museum/exhibition/16/160409/
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