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2016年04月08日00:00

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6時10分。いつもより40分寝坊した。

隣には英美子が寝ていた。陰毛はアンダルシアの草原のように気持ち良さそうに、呼吸と共に上下している。
やれやれ。なんて一日の始まりだろう。
僕はラクダ色のカッターシャツを羽織るとキッチンへ行き、オーブントースターに木村屋の食パンを挟むと、ベーコンエッグを焼き始めた。
いつものFMラジオのDJの元気なおはようのあいさつが無かったので、
よりはるかに規則正しい雀の声の様に僕はフライパンを持つ。

8時20分、いつもより遅く赤坂の事務所へ着くと、僕は麻のジャケットをハンガーに掛けてから、
座った。
事務の女の子はまだ来ていない。やれやれ。

ほら、誰も卵焼きの味付けが甘いか辛いかなんか、気にしちゃいないんだ。
「貴方、意外に優しい人なのね。でも少し考え過ぎよ。地球は貴方とは違って、重苦しく考えないのよ。1日に1周、正確に回ってるじゃない」

そう言えば、俺が卵焼きに、単純に甘いのと、ちょっとダシの様な味が付いたのと、2種類あると気がついたのは、僕が東京へ来た1969年に、大学の屋上に立てこもった大学生が消防車のホースから水を掛けられていた風景を見たのと同じ時の出来事だった。

やれやれ。

あなたはどっち? 卵焼きの味つけは「甘い」派 or「しょっぱい」派
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=60&from=diary&id=3936082
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