【 申し訳ないことをした 】
とっ ! 母が急に言い出した。
昨晩の食事中に
一体 ! 何を ? ですか 〜 と聞くと
弥生さんには小さい時から習字の先生に家に来てもらって ・・・
小学・中学のときは書道大会で何度も優勝していました。
恭申さんには ・・・ 何もしてやれなくて ・・・
それなのに 〜 書は格段に恭申さんの方が ・・・
? ? ?
急にそんなこと言われても 〜 何十年前の話ですか ?
確かに五つ上の姉は字が上手かった。
それに比べて拳骨和尚は習字の時間はいつも怒られていた
ような気がする。。。
半紙から字が 〜 はみ出すのです。
退屈になってと隣りの子(女の子)にちょっかいを出して 〜
また怒られて 〜
とにかく習字の時間はいい思い出がない。
何時かはやろうと思っていた事がある。
姉の愛用の硯箱 ・・・ 小さい硯がはいっていた。
それを少し大きいものに替えた。
替えたはいいが 〜 すべる。
間に合わせにテッシュを敷いたり 〜 とにかくズボラをかましていた。
きのう百均に行ってコルクの板を買ってきた。
今朝 ! 出来た。
なかなか良い !
この硯箱 ! 赤の漆の螺鈿細工。
姉のセンスの良さが分かる。
七月三日が姉の命日。
去年が十三回忌だった。
もうそんなになるのか。
弥生姉さん ・・・ 大事に遣わさせていただきますよ。
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