mixiユーザー(id:19347649)

2016年02月28日11:00

584 view

復刻LPについて語ろう

クラシックアナログレコード トピックのテーマ「復刻LPについて語ろう」についてのコメントをメモ(記録)と致します。

柱書:

2016年02月26日 16:34
.
nannchuh 様の内容

みなさまこんにちは。

昨今アナログレコード 再ブームということで、かつての名盤などがさかんに復刻され発売されていますね。

うれしいことです。

こちらのトピックで、復刻LPについていろいろ情報交換したり、たのしく交流できたら良いなと思い、立ち上げました。

買ってきたLPをアップしたり、こういうアナログレコードを復刻してほしいとか、ジャケットはオリジナルで復刻してほしいとか、さまざまにざっくばらんな交流の場にしてもらえると
さいわいです(^−^)


コメント(2件)
.


[1]

2016年02月28日 10:49
.
モリオバッハ

復刻盤のLPレコードについては非常に興味あるテーマです。

60年余り前から、SPレコード、LPレコード、ステレオ方式のLPレコード等々を収集してきましたよ。

1955年頃から流行り出したステレオ方式によるLPレコードで、幻の演奏・幻の録音と言われ、別格のクラシック音楽ファン&オーディオマニアが挙って買いあさった特別仕様のLPレコードがありましたね。

(1)英国製デッカのシルバーラインSXL2000番代&6000番代
(2)米国製RCAのリビングステレオLSC2000番代
(3)米国製マーキュリーのリビングプレゼンス2000番代

英国デッカの名プロデューサーのジョン・カルショー達のプロジェクトが立ち上げた、「デッカ・ツリー方式」による録音方法で、名指揮者・名管弦楽団による演奏・録音だったのです。

「デッカ・ツリー方式」は、指揮者の後方に3〜4mの棒(木:ツリー)を立て、トップ先端左右にコンデンサーマイクで超有名なノイマンのU−47、M−49&50を取付け、特別仕様のデッカ製のレコーダー(録音機)で録音されたものでした。

RCAのリビングステレオも同じような録音方法で、ノイマンの同形式のコンデンサーマイクに、アンペックス300−3のレコーダーで、1954〜1957年頃は2チャンネル方式で、1957〜1960年頃は3チャンネル方式で録音されていました。

マーキュリーのリビングプレゼンスはロバート・ファインと後に彼の奥様となったウイルマーコザートが当時、2チャンネル方式で0.5インチ幅のテープを38cm/rpmでの録音が主流であった録音を1.5インチ76cm/rpmの2倍で録音したのですよ。

現在のデジタルでイメージすると32ビット相当にすると想いますよ。

初期のCDは14ビット、サウンド情報量が不足のため、16ビットに増量しこれが主流となり現在に続いていますね。

20年前当たりから18ビット、20ビット、24ビットで録音し、16ビットに変換してのCDが登場しましたが、私は1978年のオーディオフェアーで、将来のパソコンが32ビットになるのでCDも初めから32ビットで作成しなさいと音楽ソフトメーカーのエンジニア達に嘆願した次第です。

当時、32ビットの素子もなく、CD作成機は超大型になり、性能過多で勿体無いとの事でしたね。

さてさて、復刻LPレコードの話に戻します。

上記(1)〜(3)のオリジナル・レコードは1960〜1970年頃、3800円/枚もしていましたよ。
普通の日本製のLPレコードが1800〜2000円/枚、輸入盤が2300〜3800円/枚でしたね。

1960年大卒の初任給が5000〜15000円/月の時代、3800円は超高級品ですよね。

当時、私は小学校6年生、中学1年生の時代、お小遣いが10円/月、お年玉が100円頃、とても3800円のLPレコードは購入出来ませんでしたよ。

1970年大卒の初任給が30000〜40000円/月の頃、1970年4月25日に戴いた初任給が34000円(税4000円ひかれ)、3800円のLPレコードはまだまだ購入に踏み切れませんでしたね。

上記のオリジナル・LPレコードが吉祥寺のシュガーレコード店で、15〜16万円/枚で売られていた頃、デッカ、RCA、マーキュリーに対して、復刻LPレコードの作成を嘆願したのですよ。

15年前当たりから上記の(1)〜(3)の復刻された輸入盤が出始め、大半を購入しました。

オリジナル盤と比較して、レコード表面は傷なし、ソリなしで美麗でした。

シュガーレコード店で売っていたオリジナル盤は傷だらけで、100円/枚の価値もないと苦笑して、店長から怒鳴られてしまいましたよ。

現在でも、オリジナル・レーコードはデスクユニオン(新宿・御茶ノ水・神保町)で時々見かけますよ。

5000〜30000円/枚ぐらいで購入出来、傷なしの美麗品があれば購入してきました。

オリジナルLPレコードと復刻LPレコードの比較試聴実験が好きで、「クラシック音楽を楽しむ会」の例会&オーディオセミナーで、デモを繰り返してきましたよ。

また、「管球倶楽部音楽鑑賞会」例会では、クラシック音楽&オーディオを業とし営んできたプロ達に対して、比較試聴実験をしたところ、皆様、異口同音に、オリジナル盤よりも復刻盤の方がダイナミック・レンジが広く、快適に聴こえると言って下さいましたよ。


[2]

2016年02月28日 10:49
.
モリオバッハ

第1項の続き: 2000字を超えたため

ボスコフスキー指揮ウイーンフィルハーモニー管弦楽団による「ウィーンナワルツ」、英国製のオリジナル盤には、ウィーン独特のいぶし銀の香気は感じられても、ダイナミック・レンジが狭すぎて、1977年夏季ザルツブルグ音楽祭やウィーンの楽友協会大ホールで味わったコンサートホールのホールトーン(残響の余韻の美しさ、ppピアニシモの美しさ)はかんじられませんでしたよ。

ドイツ製の復刻盤の方は、1977年夏季に数々体験した欧州でのコンサートホールのホールトーンと西洋音楽の香気が感じられました。

また、上記以外の復刻盤も多数収集してきました。

バイロイト祝祭劇場での「ニュルンベルグの指環」、テスタメントによる復刻盤も生々しい臨場感・雰囲気が漂て参ります。

フルトヴェングラーのバイロイト祝祭劇場におけるベートーヴェンの第九のLPレコードをはじめ、クラシック音楽の黄金期(広義的な観方では1940〜1970年、狭義的な観方では1950〜1960年)に活躍された巨匠達の演奏・録音のLPレコード、同じ演奏・録音されたCD&SACDも合わせて収集してきましたよ。

オリジナル盤のいいところ、復刻盤のいいところを見つけ出し、欧州のライブ・コンサートの臨場感・雰囲気が引き出せるオーディオシステムでリスニングすることがいいですね。

私は、クラシック音楽の鑑賞にはBBC(英国放送協会)仕様のホームモデルのモニター・システムで、ジャズはNBC(米国ナショナル放送協会)のモニターでリスニングしています。

日本古来から伝承されている邦楽や艶歌(演歌)・歌謡曲は、NHK(日本放送協会)のモニターでリスニングしております。

クラシック音楽の鑑賞は、BBCシステムで録音の良し悪しを
オーケストラ・フル・スコアー(総譜)と照合しながら演奏の良し悪しの判断を行っております。

復刻盤の良し悪しの判断基準の一つに、参考になれば嬉しい限りです。

比較試聴実験を繰り返し、オリジナル盤・復刻盤の良し悪しを発見してくださいね!!

これ程、楽しいお遊び(ホービー)はありませんからね。

感謝



1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年02月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
2829