映画『ドラゴン・ブレイド』

ジャッキー・チェン主演の『ドラゴン・ブレイド』を鑑賞した。
今から２０００年前で前漢時代の中国。
３６の部族が抗争を繰り広げる中、突如ローマ帝国の軍勢が押し寄せてくる。
息つく間もない壮大な戦いのシーンが大半を占める。
また、砦の修復にローマ帝国の先進的な建築技法を見せてくれるシーンは中々面白い。
これはローマ帝国の内紛が絡み、勢力争いや陰謀がうずめく中、国の違いを越えて愛と友情の為に命をかけて戦う勇者の物語だ。

さて、この映画はシルクロードでローマ帝国と中国部族が戦ったと言う史実をもとに大きく脚色を加えた歴史的な映画である。
何と驚く事に・・中国語映画史上最高額の製作費（約８０億円）、製作日数７年、スタッフ総勢７００人、使用した馬は４００頭と言うからスゴイ！！
そんな超大作なのに、日本ではあまり話題になっていないのが不思議でならない。

ところで、ブルース・リーの時代から少林寺、ジャッキー・チェンへとカンフー映画は欠かさず観ていたが、最近はほとんど観ていない。
久しぶりにジャッキーの映画を観ると・・なんと今までのようなコメディのイメージとはまったく違って、ジャッキーが実にカッコイイ。
この映画に対する本気度が伝わってくる。