ラジオで化学博士が学問の目覚めということについて話していた。
博士は大学3年生まで、学校の勉強って何のためにやっているのかさっぱり分からなかったらしい。
とりあえず少しは自分の興味ある分野で進学をしてきたのだけれど、教科書に書いてある事の意味や、研究室で行われている実験の目的とかよく理解できなまま、進級のために、留年しないように勉強を重ねていただけだったという。
まあ、ここまでは私も一緒。
そんな風に過ごしていたある日、とあるきっかけで全ての知識の意味がはっきり分かる瞬間が訪れたんだそうだ。
要するに、勉強って最初はいろいろ苦しみながらただ覚えていくんだけなんだが、それが、いくつかの教科の教養があるレベルを超えると、それらの知識がジグソーパズルのピースのように頭の中に集まって、ぼんやり一枚の大きな絵が見えてくるように、一気に教科書に書いてあった内容の意味が本質的に分かるようになって、研究室で行われていることの重要性が理解できるようになったというのだ。
まあすごい、言われてみれば確かにそうかも。
学問の分野だけでなく、スポーツや芸術を目指す人々の中でも、そういった覚醒ってきっとあるんだろうな。
私は努力が足りなかったせいで、学問分野でそういった覚醒を得られることが無かった。
努力して覚醒した人を尊敬しちゃう。
努力無く覚醒するなんて人は居ない。
努力しないで覚醒しないのは当たり前。
努力したのに覚醒までに至らなかった人も立派だと思う。
今考えれば覚醒するチャンスがあるのに、チャレンジしないのはちょっともったいないよね。
この世の真理や真実を知りたいと思いながら過ごしていた重度の中二病だった若かりし私も、新しい元素の発見や、重力波の観測をニュースサイトで見るだけの人になってしまった。
だがしかし、タイムマシンで過去に戻って子供の自分にこのことを話しても、きっと理解できないだろうなってところがまた悲しい。
せめて、今度誰かに勉強って何の意味があるのって聞かれたときに、覚醒について上手に説明できるようにしておきたい。
物理学の発展の行方:剣の5 リバース
意味:がんがん失敗を繰り返す
↓30円ジュース。発見やで。
ログインしてコメントを確認・投稿する