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2015年12月12日16:24

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【美術】作品最高 立地は最低の静嘉堂文庫美術館の悲劇「金銀の系譜」展

皆様、お今晩は。静嘉堂文庫美術館にて12月23日迄開催中のリニューアルオープン展第一弾「金銀の系譜 ー宗達・光琳・抱一をめぐる美の世界ー」展に行って参りました。

国宝 俵屋宗達「源氏物語関屋・澪標図屏風」、重要文化財 尾形光琳「住之江蒔絵硯箱」が、このたび長い修理を終え静嘉堂に戻ってきました。今回、それぞれの代表作として名高いこの2点の新たな装いを修理後初披露するとともに、宗達・光琳・抱一にまつわる書画工芸の数々を一堂に展示いたします。
新しい展示空間で、静嘉堂でしか見ることのできない極上の美の世界を、この機会にぜひご堪能ください。

この静嘉堂文庫美術館ですが、地図で見ても明らかに僻地にあるのですが、実際に行って地獄を見て参りました。まず東急田園都市線・大井町線の二子玉川駅迄行って、そこから一時間に三本の運行しか無いコーチバスと言うミニバスに乗るのですが、車両が小さいからと行って料金が安くなる筈もなく、おまけにこの日は雨が降っていて結構混雑して蒸し暑い、更にバスで十分ばかり揺られて、バス停から美術館か洒落にならない程離れていて江戸川橋から永青文庫にいく道も顔負けの上り坂なのであります。で……苦労して登って展示室が十部屋もある大箱ならばまだ救われるのですが、これが一部屋しか無くて展示品数も四十点と苦労して此処まで上がったのは一体何のため?と腸が煮えくり返りました。
今まで随分と辺鄙な場所にある美術館に行って参りましたが、ここに比べたら世田谷美術館も府中市美術館も板橋区立美術館もまだまだ可愛い部類でして、展示されている作品自体は確かに素晴らしいのですが、これで1000円取るのってボッタクリ以外の何者でもありません。所蔵品展なのですし、四十点と言う点数から考えても430円取れるのがギリギリの線でしょう。少なくとも自分はもう二度と行きませんし、不便さを黙ってここの展示を薦めること自体犯罪行為に等しいと断罪せざるを得ないのであります。

http://www.seikado.or.jp/exhibition/index.html
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