フルムーンパスで行くハネムーン６（長崎で）

今日のホテルは、路面電車で数駅先が最寄りの「ドーミーイン長崎」なので、雨の中を駅前電停まで走り、路面電車に揺られ、その先でもホテルまで走り込みました。


ただ、雨は夕方外出するときは止んでいましたので、結局雨はこの時だけ降られたのみでした。


九州でも日暮れは早まっていてこの日は出島を見学のみとし、夕食とします。


中華街でコースメニューを食べるほどのこともなく、長崎駅前の昭和の香りが残った一角を歩くと、昔ながらの食堂が多くあり、その中でも、地元客で賑わっていた「中華大八」に入ってみました。


食べるのはちゃんぽんと皿うどんと決めていたので、それぞれ1人前ずつ頼んでみると、どちらも豚骨味ベースのスープ、餡が美味しく、量もたっぷり。皿うどんは麺を揚げず、炒めてあるので異色と思いますが、私はこちらの方が好きになりました。これでちゃんぽん650円、皿うどん750円でした。


帰りに中華街を散歩すると、ちゃんぽんなどは最低820円からで、特製など謳った商品は1,000円超。通りは人を見かけず、観光客が少ない平日の夜に賑わないということは、地元客に支持されていないのでしょうか。
こうしてホテルに戻り5日目は終了です。


明けて水曜日、6日目。
ホテルの朝食は、卓袱料理風のものもけっこう用意されていましたが、徐々に疲れがたまっているようで、皿うどんだけ取ってみましたが、あとは定番メニューだけで済ませます。
1日長崎観光に充ててあるので、ホテルに荷物を預けて観光に出ます。昨日のうちに路面電車の1日乗車券は購入してあります。
最初に向かったのは、居留地エリア。ここは大浦天主堂、グラバー園という代表的な観光地が立ち並ぶ場所です。


路面電車を終点の石橋まで乗って、歩き始めると、斜行エレベーターが設置されるくらいの急坂「グラバースカイロード」と名前が付いていますが、敢えて歩きを選びます。
細い坂道を登って展望スペースに出ると、坂の街を思わせる光景に出会えます。


その後「祈念坂」という名前の坂を下ると「大浦天主堂」に出ましたので、ここを見学。内部は撮影禁止ですが、ステンドグラスがきれいでした。
しかし、ここで財布がないことに気付きました。記憶を辿るとホテルを出てから初めてお金を使いましたから、忘れたのはホテルの部屋と思われ、電話で確認してもらうと、あったとのこと。荷物を引き取るときに一緒に頂くことにして、観光を続けられますが、そろそろ疲れが溜まっている証拠でしょう。


この後は「グラバー園」でいくつもの洋館を見物し、海を臨む場所に来ると、大きな客船が停船しています。名前から中国からの船とわかります。


後にこの船のツアー客に出会いましたが、ガイドが持っているナンバーは「29」などという数字もあり、いったい何人乗れる客船なのでしょう。


べイエリアから反対の坂の内陸側に入ると、こちらは｢オランダ坂｣が名所。日本三大ガッカリ名所の一つに数えられます。


この坂だけを考えると納得ですが、周囲には東山手十二番館、孔子廟などの観光スポットもあるので、合わせればガッカリでもないと思います。


坂の下り側は、自転車が通行禁止になっていますが、やはり手ブレーキだけでは危ないという判断なのでしょう。