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2015年10月31日18:49

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映画でイヌを殺してはいけない 『ジョン・ウィック』

キアヌ・リーブスが凄腕の殺し屋に扮した『ジョン・ウィック』を見てきました。


【物語】
元殺し屋のジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)は、引退して結婚したものの、愛する妻が病死。
生前の妻からの贈り物である仔犬を大切に育てようとしていた矢先、強盗に入られ、愛車を奪われた上、仔犬も殺されてしまう。

犯人は旧知のロシアン・マフィア、ヴィゴ(ミカエル・ニクヴィスト)の息子であった。
何とか話し合いで解決を付けようとしたヴィゴだったが、復讐に燃えるジョンは静止が利かなくなり、ヴィゴの手下を血祭りにあげてゆく。


…足を洗うと誓った孤独な元殺し屋が、イヌを殺されたことから壮絶な復讐劇に身を投じるガン・アクション。イヌの死で奮起する主人公の映画といえば『マッドマックス2』があり、映画の中のイヌの描写に並々ならぬ力を入れる押井守監督もいますが(『イノセンス』)、イヌを粗末に扱うとロクなことにならないというのが映画の世の常です。

キアヌ・リーブス演じる元殺し屋は、引退しているので、少々腕がにぶっているのがミソ。
そのせいか敵に撃たれもするし、殴られもする、人間臭さと危うさが面白かったです。

『殺しの烙印』じゃありませんが、”殺し屋ギルド”のような組織があり、殺し屋たちが定宿としているホテルでは仕事禁止のルールがあるなど、背景設定にも面白さがあります(ホテルの支配人役のイアン・マクシェーンがもうけ役)。

敵のロシアン・マフィアのボスがミカエル・ニクヴィストで、『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』からだいぶ年を取ったように見えたのがちょっと驚きでした。

他にもウィレム・デフォーやジョン・レグイザモなど、クセのある俳優が脇を固めています。

★★★。


きのうからブルックリンでは続編『ジョン・ウィック2』の撮影が始まっているそうです。
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