杭打ち偽装・TPP・オリンピック

マンションの住民は、杭が地盤に届いているか、調べようがありません。
デベロッパーが調べるとしても、莫大な経費が掛かるでしょう。

となると、偽装はやり放題になります。
道に財布を落としたら、やがて誰かに拾われ、かなりの確率で戻ってこないのと同じです。

だから、
旭化成建材が主張していた、「現場責任者の個人の問題だ」という最初の説明は、嘘っぱちもいいところです。

さらに言えば、三井の「全島建て替え」も、建て替えの合意ができないことを見越した作戦だと思います。

■杭工事偽装、ベテラン技術者「私もやった」　その理由は
(朝日新聞デジタル - 10月30日 05:49)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3688241

マンション市場が冷え込めば、
景気に影響が出るでしょうね。

今、マンション業界は、
有能な職人をオリンピックにとられるから、日当を大幅に釣り上げてもいい…という流れになっているそうです。
そうすると、価格が暴騰し、ますますマンションが売れないでしょう。今、新築マンションを買うと、高値掴みになります。
湾岸のマンションを中国人が買い占めている…という話を聞きますが、私は、中国人にも、お金に甘い人がいるのだな…という感想を持ちました。

では、オリンピックのインフラ整備は、景気を浮揚させるかというと、
TPPのお蔭で、アメリカのゼネコンが仕事を奪います。
そして、アジアの労働者が労賃を得るということになります。

高度成長時の
国の大企業養成　→　容積率緩和によるマンションを作りやすくする政策
（転勤時に賃貸に出しやすいから）
という政策、

最近の
TPP参加、オリンピック誘致

これらが全て間違いだったということです。

もう、こうなったら、
個人の力量で生きていくしかありませんね。
たとえば、高校生なら、
一流大学に行くというのもいいですが、
それが「上がり」になるのではなく、どこでも通用する、学識や教養を身につけるべきだということです。