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2015年10月18日03:44

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「ドローン・オブ・ウォー」

「ガタカ」のアンドリュー・ニコル監督とイーサン・ホークが
再び組んで近代戦争の恐怖を見せるドラマ。
無人戦闘機ドローンが武器として発達したため、
兵士が戦地に行かずして空爆する戦争が一般化していくが、
逆にドローン操縦士は基地にいながらにして
PTSD(心的外傷後ストレス障害)に陥ってくる。

アメリカ空軍所属のトミー・イーガン少佐は戦地に赴き実戦経験を持つ
生え抜きの兵士だった。今度の赴任地はラスベガスに造られた
コンテナの基地だった。そこから遠隔操作で無人機ドローンを飛ばして
1万キロ以上離れた中東の集落をワン・クリックで空爆をする。
終わると現実感のない戦場を離れ、車を飛ばして
美しい妻とふたりの子どもと暮らすマイホームへ帰る。
自分のボタン操作で異国の人間が死に、帰ったら妻を愛し子供と遊ぶ。
現実感のないモニターの中の戦争。
それがイーガンの日常だったが、ギャップとプレッシャーの中で
いつしか彼は心に大きな傷を持つこととなってゆく、
そして

今じゃ映像制作の秘密兵器の無人ドローンが
開発当初は、無人戦闘機としてもてはやされた
中東戦争の頃の話をベースにしている。
1万キロ以上離れたところから殺人ができる。
輪になって話している人たち、次のシーンは爆発、
すべてモニターの中。
空虚な残忍さはぞっとする現実の恐怖だった。

監督 アンドリュー・ニコル
製作 ニコラス・シャル ティエゼブ・フォアマン マーク・アミン
脚本 アンドリュー・ニコル
撮影 アミール・モクリ
美術 ガイ・バーンズ
衣装 リサ・ジェンセン
編集 ザック・ステーンバーグ
音楽 クリストフ・ベック
出演 イーサン・ホーク ブルース・グリーンウッド
ゾーイ・クラヴィッツ ジャニュアリー・ジョーンズ
ジェイク・アベル ピーター・コヨーテ ディラン・ケニン

テレビモニターで残虐性を見せつつ公開中




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