早朝、気配を感じて目が覚めるとそこに地震。
もうろうとしながらも、水槽の水音で大したことはない、と判断して、また、そのまま眠ってしまった。
・・・久々に結構な揺れだったんだねぇ。
午前中にかかりつけのクリニックに行き、それから水槽の水替え。
昼食後、週末の予定を考える。
天気もいいのでバイクに乗りたい・・・が、夏休み興行が終わって、映画も注目作が目白押しだ。
どうしようかな・・・
悩んだ末、今日、
「ガールズ・ステップ」と
「カリフォルニア・ダウン」。
明日、日曜は午前中にバイクに乗り、午後、買い物ついでにららぽーとに「ボーイ・ソプラノ」を観に行く事にしよう。
水曜に、
「天空の蜂」、
金曜に、
「ピクセル」と
「クーデター」
・・・まぁ、こんな所かな。
「黒衣の刺客」と「赤い玉」は、とりあえずは予定に入れられなかった・・・
そこで、まずは「ガールズ・ステップ」。
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=124952&id=3704688
これは、「ソロモンの偽証」でも存在感を見せた、E−girlsの石井杏奈主演の青春映画。
学校で“じみーず”と呼ばれるスクールカースト底辺生徒と共にダンスユニットを組む事になった女子高生の話だ。
運動部と、チアリーダーがスクールカーストの上位を占める、と言うアメリカのハイスクールのような世界観には違和感はあるが、まぁ、そのチアが全国レベルならそう言う事もあるか・・・
主人公のあずさは、パシリまでやりながらチアリーダーのグループに入ろうとし、スクールカースト底辺の“じみーず”との間に亀裂を入れてしまう・・・所謂スポ根ものとは少し違い、主人公が自分の居場所を見つけるに重きを置いたストーリーには見応えがあった。
結構、クサい所も目に付くのだが、海岸でみなが心情を吐露するシーンでは、思わず涙がこぼれて止まらなかった。
勿論、クライマックスのダンスシーンも気持ちのいいもの。
確かに、石井杏奈、ルックスとしちゃ“じみーず”扱いも仕方ないが、そのダンスは達者なものだ。
あと、この映画、ロケ地がね・・・主となるのが鎌倉、藤沢、江ノ島、横浜・・・あずさが行ったカラオケは、湘南台駅前、はらが「キネ旬」をいつも買う本屋の入ってるビルだし、湘南台駅の地下通路も写る。
横浜はみなとみらいに、昨日行ったばかりの象の鼻桟橋も・・・
ま、地元みたいな所で撮影しているので映画が作ってるシーンもよく判る。
成田空港行きのリムジンバスは万国橋の上から発車しない(まぁ、Y−CATじゃ絵にならないか)し、日差しの方向から、これは夕方のシーンだけど、人気のない早朝に撮ってるな、と言うシーンも数カ所気づいた。
また、湘南台駅前から走り始めて、腰越の漁港までは結構距離あるぞ。(爆)
まぁ、そんな所も含め、これは予想以上に楽しめた1本だった。
もう1本は「カルフォルニア・ダウン」。
http://mixi.jp/view_item.pl?id=3704691
これはロスからサンフランシスコにかけての米西海岸地域を、東日本震災以上の巨大地震と津波が襲うパニック映画。
東日本震災がM=9.0に対し、この映画の巨大地震は9.6と言う史上最大級の設定。
これによりビルが次々に崩壊し、金門橋が落ちるシーンは確かに大迫力。
(ちょっと脆すぎる感がなくもないが・・・)
異色なのは、この大災害の中、消防のレスキュー隊員である父親が、妻と娘を被災地から救い出すのが中心になる設定。
この父親役がドウェイン・ジョンソンで、空を陸を海をの大活躍。
修理の為、移送中の救難ヘリを借用して妻を救出し、ヘリがダメになるとトラック、次いで飛行機と乗り継ぎ、最後はモーターボートと陸海空、あらゆる手段を講じて娘の救出に向かうレイの描写は、スピーディーな上に、様々な趣向も加えられて正に息つく間もない展開で観る者を圧倒する。
一方、娘のブレイクも、震災当初こそエンジニア志望の青年の機転で救われるけど、それ以降は、電気店に入り込んで電話を借用、放棄された消防車から防災無線を頂戴するなど、父親譲りのサバイバルスキルを発揮して活路を拓く。
まぁ、この映画の登場人物は誰も緊急対応スキルが高く、地震学専攻のローレンス教授も、地震予測を報じようとして、放送網が壊滅している事を知ったTV局クルーががっくりしてるのを、
「ここを何処だと思ってる?」とか言って、学生を「単位“A”と引き替えだ。何をやってもいい、ハッキングして回線を乗っ取れ」
と鼓舞してネット放送で地震予報を報じたりする。
ここを何処だと……って、カリフォルニアの工業大学、あ、カリフォルニア工科大(CALTEC)!技術オタクの巣窟か!
(個人的にはこれが一番ウケた)
レスキューヘリの私的利用や、トラックをオーナー殴り倒して強奪、借用した飛行機を乗り捨てるなど、「いいのか、それ?」と思うシーンもままあるが・・・まぁ、そこは「家族愛」に生きるのが正義である、と言うアメリカの建前がある以上仕方のない所か?
壊滅したサンフランシスコを見ながら、「また作ればいいんだ」と言うラストは、アメリカならではの楽観主義か、あるいは、東日本震災で不屈の姿勢を見せた日本への対抗心か・・・?
ログインしてコメントを確認・投稿する