労働者の権利を蔑ろにした、派遣という制度は、許しがたいものがあります。
それは、当然のこととして、
社会は、どう変わろうとしているのでしょうか。
わからないところが山積みです。
1 家庭の金融資産の平均が少なくなる。
悪いことには違いないですが、どう展開していくでしょうか。
2 学生の勉強意欲が、ますます、少なくなる。
派遣のために、和歌の解釈や品詞分解、条件英作文やら長文やら…どうですかねぇ。
私立文系は、試験に出ない物理をやりません。理系は古文をやりません。
絶望的に報われないと知ったら、中以下の層は、どうなるでしょう。
3 階層分離がすさまじくなる。
4 派遣ポイ捨ての中年以降の人生。
マイノリティから、ヤクザが出たように、「明日」を失った、派遣ポイ捨ての30〜40代は、どうなるでしょうね。反社会化するものも多いでしょうね。
それも、一部の少女愛の変質者や通り魔ではなく、新しいアウトローの形ができるのではないでしょうか。
派遣法改正、10日にも成立へ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3606233
同時に、最近の流れは、
教育の敗北だとひしひしと感じます。
「人権屋日教組師ね」「ブタ(生活保護者)に餌をやるな」「殺人犯は死刑」「強姦犯は去勢」「在日は出ていけ」…
私は、大手予備校の講師ですが、
こういう人は、生徒やOBには極めてまれです。
つまり、精神的にドロップアウトしたというか、感情面で落ちこぼれた人とは、リアルでは会えないのです。
いわゆる、ネット右翼と言われている人。そういう人は、必ずしも、引きこもりとは限りません。
どうしてそういう人と接点がないか…
このあたりに、教育の失敗の重大なカギがありそうです。
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