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2015年08月31日00:58

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安保法制 朝日新聞よ、カンボジアの悲劇思い出せ 岩田温氏

 下記は、2015.8.30 付の産経ニュース【iRONNA発】です。今回も朝日新聞を初めとする左翼勢力は、60年安保の時と同様に国民を騙して、戦争に巻き込まれる戦争法案などと叫ばしているが、全くの事実誤認です。当時もソ連や中国から資金が流れていたようですが、現在も同様な疑いがあります。国民は冷静になって、彼らのプロパガンダを見抜く必要があります。60年安保の時も、反対した殆どの人たちが、安保改正法案の内容を全く知らなかったのですから・・・・。

                      記

 朝日新聞が誤報を認めて取り消した慰安婦記事は、いまなお誤解されたまま世界に広まっている。ともすれば、日本人は「冤罪(えんざい)被害者」でもある。「社会の木鐸(ぼくたく)」とも称される新聞への信頼を大きく損ねた朝日の報道姿勢。たまには「安倍嫌い」「安保反対」一辺倒ではなく、少し頭を冷やしてはどうか。(iRONNA)


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 朝日新聞は、慰安婦問題で吉田清治氏という詐欺師の証言を全面的に信用し、ありもしなかった日本軍による組織的な「強制連行」が存在したかのような記事を書き続け、日本の名誉を汚し続けてきた。

 その張本人は吉田清治氏だが、デタラメな主張を権威づけたのが朝日だった。「社会の木鐸」とも称される新聞に対する国民の信用は厚い。それだけに、その報道内容、主張の是非は厳しく吟味される必要があるといってよい。

 さて、今般、安倍政権が進めようとしている、いわゆる「集団的自衛権」の一部を限定的に容認しようとする法案に関して、朝日は極めて批判的だ。

 朝日の主張は、安保法案は憲法違反であり、自衛隊を海外で武力行使をさせることになるという点にある。そして、それは「戦後日本の歩みを大きく変える議論」なのだという。

 確かに、日本では集団的自衛権の行使が禁じられてきた。権利を持ちながらも、行使できないという状況が続いてきた。そのために、PKO活動の際の「駆けつけ警護」など、誰がどう見ても許容されるはずの行為が「集団的自衛権の行使」に該当するとの解釈で、禁止されてきた。

 だが、本稿で検討したいのは、集団的自衛権の議論そのものではない。これだけ反対の声を上げている朝日の過去の記事を検討することによって、今般の朝日記事がいかに極端で大げさなものか、それを考察してみたい。

 正当防衛のみ

 平成3年、日本ではPKO法案が成立する、しないで、蜂の巣をつついたような騒ぎになっていた。当時、朝日がどのような主張をしていたのか、ご記憶にあるだろうか。

 結論から言えば、朝日は自衛隊をPKO活動に参加させることに反対していた。自衛隊以外の非軍事のPKO活動だけに専念しろと主張していたのである。

 朝日が問題視したのは、自衛隊の「武器の使用」が、日本国憲法第9条で禁じている「武力行使」に該当するのではないかという疑念からだった。

 政府は個々の自衛隊員の「武器の使用」と「武力行使」とは異なるものだと説明したが、朝日はことごとく「ご都合主義」だと批判したのである。とにかく、自衛隊を海外に派遣させることは危険だというのが、終始一貫した朝日の論理だった。

 その結果、自衛隊の武器使用に関しては、「正当防衛」しか認められないということになった。自分自身が攻撃されそうになったときにのみ、反撃する権利が認められたが、他者の生命を守ることは憲法が禁ずる「武力行使」に当たる恐れがあるとの理屈から、自衛隊は正当防衛以外は全く認められなかった。

 しかし、現実は過酷だった。カンボジアの民主化のために、選挙要員として訪れていた民間人の中田厚仁氏が何者かによって襲撃され、文民警察官として派遣されていた高田晴行氏も殺害された。

 このとき、自衛隊は日本の文民を守ることができなかった。能力がなかったのではない。誠意がなかったのでもない。警護したり、守ったりすることが「憲法違反」だとされてしまい、守ることができなかったのだ。

 「人間の盾」

 では、自衛隊は何をしたのか。あまりに残酷な話だが、考案されたのが「人間の盾」という作戦だった。本来であれば、自らの身を危険に曝(さら)すことなく、任務を遂行できるはずの自衛隊員をわざわざ生命の危険に曝してまで守る「憲法9条」「平和主義」とはいったい何なのか。

 PKO法が成立してから20年以上の歳月が流れた。日本のPKO活動は感謝されることはあっても恨まれることはない。立派に国際貢献をしている。

 あのとき、PKO法案で、違憲だと大騒ぎしていた同じ人たちが、今回は集団的自衛権の行使は憲法違反だと大騒ぎしている。少しは頭を冷やして、静かに反省してはどうか。


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【プロフィル】岩田温氏 いわた・あつし 政治学者。昭和58年生まれ。早稲田大大学院政治学研究科修了。専攻は政治哲学。著作に『逆説の政治哲学』(ベスト新書)、『政治とはなにか』(総和社)、『日本人の歴史哲学』(展転社)、『人種差別から読み解く大東亜戦争』(彩図社)など。


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