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2015年08月15日20:29

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無言歌は続く

 無事に盆も終わり 雨も降って なにもかも 上出来である お盆と秋彼岸が近いので お盆の往来は遠慮したひ と云ふのが二件あって それだけでも随分楽な親戚廻りであった 来ていただいた親戚に 作物を作っていなひかたがたに 幾許かの野菜を玄関に置いておくと 持ってかれるひとがゐるので 今年もそうしたら どうやら全部なくなった これも功徳か この二日 夕方近くで雨が降ったので 夜が過ごし易い 結構なことだ

 昼間 親戚を待つ間 以前録音しておいたマリア・カラスのラジを番組を ようやく再聴 マリア・カラス 歌声も人生もすごいの一言 三日連続の放送だったので 今日は第一夜を聴いた 録音したのはMD 残りにカール・ベームの演奏が入っていて これもよろし 今宵も夜の9時からおもしろそうなFMドラマがあるので 録音する予定

 今宵一枚目のCD ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 30番ホ短調作品109 31番変イ長調作品110 ピアノはきのふと同じ エミール・ギレリス ギレリス最後の録音である 1958年の8月と9月の録音 一般的には ケンプとバックハウスの演奏が抜きん出ていると云われている と書いてもその違いさえよう判らん

 今宵二枚目は クラウディオ・アラウのピアノ ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集 三枚組の一枚目 ピアノ協奏曲第一番と第二番 演奏は ドレスデン・シュターツカペルレ 指揮はサー・コリン・デイヴィス 1987年の録音である アラウ84歳の録音である

 さて マリア・カラスの録音を聴いて 今日は大江戸シリーズの愛一作を再読 再読と云ったて二度目じゃなくて 20度目くらいだろう このシリーズは実におもしろい 多分全作もってゐると思ふのだが 後で調べておくとするか 一冊だけ単行本で 後は文庫本 文庫が6冊あるので シリーズとしては7まであると云ふ事になる この後出版されたのだろうか 古本屋めぐりで見つけるのが習いなので このところ忙しくて古本屋にもご無沙汰である 

 さて今日は太平洋戦争が終結した日である いまだ安倍談話に目を通したわけではなひが TVも新聞も 終戦にばかり目を置き 敗戦を終戦と言い換えるうちは懲りていなひ証拠である この国は終戦記念に重きを置くことではなくて 敗戦と云うことを胸に刻まねばいかなひ 日本人は立ち位置をかえることに寄って 敗戦を終戦で済まそうと目論んでいる そう云ふあいだは 近隣とは上手くゆかんだろう 

 それじゃ違ふ話を と云ふ事で 刺身の日

 1448(文安5)年、刺身が初めて文書に登場した  室町時代後期の書記官・中原康冨の文安5年のこの日の日記に鯛なら鯛とわかるようにその魚のひれを刺しておくので刺し身 つまり「さしみなます」の名の起りとあり これが初めて文書に登場する刺身に関する記録とされている 
 
 と云ふ事で そう謂えば夏に食う刺身はさっぱりとしていいなあ 普通にマグロの刺身がうまひが 漁港では色んな魚を実に新鮮に食べることが出来るので 色んな美味さがあることをTVで知ることが出来る されど なかなか行く機会がなひ 秋に魚食いにでも行ってくるか 民宿は魅力なんだが 布団で寝るのは苦手だ ホテルぢゃ 魚ずくしと云ふのもなあ 
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