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2015年08月13日13:51

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傭兵は誰も愛を見ない

【アニメ】夏が終わる前に観るべし! 「夏」がテーマの名作アニメ7作【厳選】
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=132&from=diary&id=3563950

このニュースを拝見し、特段押し付けがましさは感じないし、上から目線、知ったかぶりも感じませんでした。
マイナビウーマンに代表さされる媒体の「やっつけ」とは違う誠実さを幾ばくか感じました。

しかしその上でなお…

■『サマーウォーズ』
■『超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!』
■『ノエイン もうひとりの君へ』
■『あさっての方向。』
■『鉄腕バーディーDECODE』
■『夏のあらし!』
■『のんのんびより』

…全く心に響きません。

「夏」がテーマであって「夏」に思い出す作品というわけではないんでしょうかね。

でもラインナップを見て強く夏と意識がリンクする印象が抱けません。

私にとって「夏」をテーマとする…熱さと湿気、防虫のイメージがついて回る作品は
「装甲騎兵ボトムズ」
その第二クールにあたる「クメン編」です。

気も狂うような暑さと湿気、そして熱病と死を運んでくる虫ども…
郷田ほづみ氏の独白で始まる「クメン編」が描くクメン王国のジャングルは【今の】日本と近似の気候でした。
放送当時の1983年には、まだ【これほど】に【熱帯テイスト】が日本を席巻してはいなかった。
それでもなお放送当時に「夏と云えばクメン」と心身に染みつかせられた理由は、同時期に行われた林間学校でした。
文明の利器を極力排した環境の中で、学友と寝起きを共にし、土埃にまみれ、貧弱な出来上がりの料理を皆で分け合いながら空腹を満たす。

二泊三日の非文化的生活から解放され家路に向かう途中で立ち寄ったディスクショップで手にしたカセットテープと特典のポスターが…私の意識をカサカサに乾いた「ウドの街」とじめついた「クメン王国」の狭間で行き来させてくれました。
フォト

「最近の」「新しい」「この記事で紹介されている」アニメを否定しているのではない。

私を構成する体躯の隅々まで、クメンの光景と乾裕樹氏のサウンド、郷田ほづみ氏の諦観しきった(ように感じさせてくれる)台詞が染みついている。

そんじょそこいらの「夏」を冠したアニメなど歯牙にかけない輝きが、感じられるのです。
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