「是」が「非」へ、または「非」が「是」へと裏返るきっかけはそのつど異なる。
その場を牛耳った者の胸三寸。
やんごとなき事情。
ひどい時には声の大きさだけだったりもする。
まあ、仕組みを知ってしまえばどうということはない。
むしろ最近はもっと間抜けな問題に足を引っ張られている気がする。
「まだ説明の途中なのですが」
「そこは頷くところじゃないですよ?」
「相槌打ってくれるのはいいですがそのタイミングおかしいですよ?」
と、たとえお客さん相手でも思わず言いたくなることしばしば。
「自分が聞きたいことを望みどおりに”言わせる”」
「相手が言ったことを自分が解釈したとおりに”認めさせる”」
そういう念を隠そうともしない奴の相手がめんどくさすぎる。
おっかなびっくりの裏返しなのかしら。
昔だったらこういう時は胸倉掴んでかっくんかっくん揺らしてみたりとか椅子ごと蹴り上げたりだとかとかで存外早く解決してた気もする。
だが、今はもはやそういう時代ではない。
つくづくめんどくさい。
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♪たかをくくろうか / ビートたけし
https://www.youtube.com/watch?v=_9YICRTOSXo
作詞:谷川俊太郎 作曲:坂本龍一
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