あの日タイムマシン

先々週、ばあちゃんの葬儀を終えた。
久方ぶりに従妹に会えるかと楽しみにしていたが、
「じゅんぺ」には会えなかった。
「さっちゃん」と「めーこ」と妹には会えた。
みんな、大人になってしまって、それぞれに生きている。
こんな時くらいしか一同に会する事もない。
あの頃夢見たものをそれぞれが叶え、追いかけ、また、決別している。

「さっちゃん」は子供の頃、なりたかった看護婦を経て、今は老人の介護施設で働いている。
「めーこ」は大学を卒業し、就職を果たした。仕事にやりがいを感じていると言う。
妹は漫画家や声優の夢破れたものの、今は結婚し良き妻として旦那さんを支えている。
オレは入りたかった会社（正確に言うと母親が入れさせたかった。）に就職。
いろいろ有り過ぎたが、かろうじて、まだ、仕事は続いている。

バイン「ところで「じゅんぺ」は？」
母「「じゅんぺ」はコンサートで来れないんだって」

http://www.lyulyu.net/index.php

自分の名前をそのまま使っているところが「じゅんぺ」らしい。

君はまだ夢の中途。
あのお調子者がここまで突っ張れるなんて思ってなかった。
これからも君の道程に幸あれ。