外から見た「驚異の国」ニッポン
元アメリカ国務省日本部長 ケビン・メア氏の記事です。
外部から見た日本の政治など問題点が見事に凝縮されていると感じました。
沖縄の基地問題をひっくり返して、何も決められなくなった民主党政権から、
2012年末安倍首相になってから、決断できる政治 に様変わりした。
沖縄、 翁長知事
1、移設に反対して、普天間を固定化して使い続けさせたいのか?
2、辺野古に移設するのか?
どちらかの選択をはっきりさせてもらいたい。
日本人は、都合の悪いことには、口を閉じて、結論を引き延ばすだけ、
結果的に何も進展しない。
記事外のコメ。
私の感じとしては、万一、沖縄が再び戦場になったら、攻撃されたまま放置する。
のが翁長知事とその支持者の意向かな? と感じています。
その時には、自分がいなければ責任も全くない?
さらに、福島原発事故。
汚染水をどうするか? が最大の課題と分かっていた。
汚染水を永遠に溜め続けることは不可能だから、どこかで処理する必要がある。
それを指摘した時に、東電幹部は、今、そのことを持ち出すと漁協も当局も反対して大問題になる。だから、今は持ち出せない。と解決する気が無かった。
記事外のコメ。
元社長などの東電幹部は、公職を得て給料をもらいながら海外に逃げている。
典型的な日本人的生き方でしょうか?(笑)
湾岸戦争での135億ドル の支援金を出しながら、アメリカから余り感謝されなかった。
当時、支援金の使途について、交渉現場でうんざりする思いが残っている。
「ウォークマンは兵士個人が使うものだから基金からは認められない。」
「トラックに機銃を据え付けるのであれば武器に該当する。」から支援金から使えない。
と言うような議論が延々とあった。結果的に、感謝の言葉も余り出なかった。
一方で日本で20年暮らして、感嘆することもある。
アメリカでは、ワシントンの地下鉄に時刻表が無い。
内部的には、時刻表があるが、乗客に知らせるとクレームをつけられるので公開していないと答えがあった。時刻表が守られない可能性が高い。失敗する。前提でものごとが進んでいる。日本のように、失敗しないように、絶対に事故が起こらないようにとの細かい点検保守などが無い。
確かに、アメリカでは、エスカレータなどちょいちょい止まっています。日本では定期点検しているのを良く見ますが、アメリカでは故障してから治すのでしょうね。
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