mixiユーザー(id:17119814)

2015年05月16日14:49

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軟体動物(7)

ここからは海産の巻貝になる。巻貝は非常に種類が多いが、食用として市場に出回ってい
るものはそれほど多くないように思う。日本では市場に並ぶ巻貝類はぼ全てが海産のもの
だが、それでもアワビ類、サザエ類、ツブ類ぐらいのもので、その他は滅多に見かけない
のではなかろうか。

しかし、海辺の地域では磯で採れたものを食べている例もかなり多く、東京に居たのでは
なかなかわからない巻貝食文化というやつが全国にはかなりありそうである。というわけ
で上記のアワビ類、サザエ類、ツブ類を除いたマイナー系から手をつけようと思うが、こ
こでちょっと問題がある。

実は「ツブ」という分類は無くて、アワビ、サザエ以外の食用巻貝は、なんでもかんでも
ツブと呼ばれる傾向にある。なのでツブとは何か?という定義をしてやる必要があると思
う。オイラは北海道出身なので、北海道でツブと呼んでいるもの、つまりバイの仲間、ホ
ラガイの仲間、この2種類をツブ、と定義してしまうことにした。もともとツブの本場は
なんといっても北海道なのだから間違いではないはずである。

なのでアワビ、サザエ、バイ、ホラガイの4つの種類を除いた食用巻貝の話から入ってい
く。最初はカサガイの仲間だ。カサガイ類はアワビと同様に平べったい巻貝で、ちょっと
見には二枚貝の片側が無くなっちゃったもののように見える。が、れっきとした巻貝で、
岩とかにへばりついて生活している。

この類で食用とされているものはヨメガカサが最も有名で、その他にはマツバガイ、カモ
ガイ、ベッコウガサなどが食用とされているようだ。ただしいずれも産地で食べられてい
る程度で東京にまで出回ってくることは稀なようだ。

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