お客さんからタダでどうぞといただいたValve100
定格出力:8w +8w
周波数:15Hz〜45kHz(3dB/W)
定格入力:600mv
SeIect(1.2.3) TapeMonitor(Monitor.Off)
VoIume.Hojun.Power (On.Off)
残留雑音:0.5mV以内
入力インピーダンス:100kΩ
消費電力:130W
使用真空管:6L6GC×2+12AX7A×2
寸法:310W×170H×236Dmm (突起部分含む)
重量:9kg
グヤトーンこと東京楽器製造協会(東京サウンド)が、バンドブームが去って、エレキギター系の売り上げ1/10に急降下したテコ入れに進出した民生オーディオ分野に出したプリメインアンプ第一号
1998年6月に発売されて2001年まで製造。
分解してみましょう。
なんてことのないアキバ平均パーツ屋レベルの部品です。
でも今の100万単位のハイエンド真空管アンプもこの程度ですよねえ。
上蓋は天板上の2個と筐体内部のネジ4つを外さないと外れません
ウゲゲゲゲ
積年の恨みならぬ、積年の埃が積もっていますわ
真空管にもうっすらと
トランジスターアンプらでもそうですが、このように綿ゴミらに基板が覆われて、部品の放熱を妨げて、部品寿命を縮め 故障させている例は枚挙に暇がないです。
キレイにしました。
真空管も磨きましたよ。
ロシア製の12AX7真空管→中国か6L6真空管シングル
6L6の管壁内部には中国真空管特有のヤニが着きだして、音質的寿命は終わっていると推測させます。
中国の真空管はこういう電極洗浄不十分 不純物らである程度使っているうちにこうなるんです。
回路図はすぐには追えませんが想像はつきます。
12AX7の2極ユニットを直結結合させて、6L6にCR結合と思われます。その間にHOJUNなる一種のCR型トーンコントロールが挿入されていることは部品点数らから推測しました。
本体左中央の「Hojun」というノブ。つまみは全てエレキギターアンプに付いているノブのそれですわ。
カタログの説明だと「芳醇でコクのあるサウンドを生み出す」とのことです。
裏面は
10万未満のアンプとすれば比較的しっかりした端子があてがわれているようです。
いずれにしてもL6シングルでしょ!ビクター SX-500を鳴らし切れる能力を持ったアンプでは到底ないことは聴くまでもありません。
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