mixiユーザー(id:6038723)

2015年04月26日22:48

24 view

夜の国

フォト



伊坂幸太郎:夜の国のクーパー



目を覚ますと見覚えのない土地の草叢で、蔓で縛られ、身動きが取れなくなっていた。
仰向けの胸には灰色の猫が座っていて、

「ちょっと話を聞いてほしいんだけど」

と声を出すから、驚きが頭を突き抜けた。
「僕の住む国では、ばたばたといろんなことが起きた。戦争が終わったんだ。」
猫は摩訶不思議な物語を語り始める――
これは猫と戦争、そして世界の秘密についてのおはなし。



オーデュボンの祈り、のような寓話的な物語。
猫とねずみ、小さな国と鉄国、王と国民、そしてクーパー。
様々な事柄が絡み合い、そしてラストに収束します。
そしてあっと驚く仕掛け。
クーパーとは何か?王の役割。鉄国の兵士達の目的。
いや、おもちろい!

遅々としてお話は進みませんが、それでも惹きつける構成。
随所にちらばる“ 伊坂節 ”。

中々に考えさせられる内容で、面白いです。

普段当たり前と思っている事に、理性を持って疑い、真実を知る勇気。
それが大事。
自分でも何を書いているのかわからないですが、そういった事を言っているのか。

調子に乗って電気ブランを飲みまくった頭ではうまく書けません。
面白かったからいいか。



死神の浮力、ガソリン生活、残り全部バケーション、etc,etc。
まだまだ文庫化されていない伊坂作品がたくさんあります。
本棚の関係でハードカバーを買う余裕が無いので、早いとこ文庫化して欲しいものです。

アイネクライネナハトムジーク、火星に住むつもりかい?はまだまだ先だろうなぁ。
むずむずする!



ブランブラン電気ブラン、何気に40度
Kalafina『I have a dream』を聴きながら
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する