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2015年04月19日21:54

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海老(28)

富山湾の宝石シラエビ。このエビは深海性のエビだが、富山湾には神通川や庄川の河口沖
に藍瓶と呼ばれる海底の谷があって、そこにこのシラエビが大量に集まっている。そのた
め富山湾のみでシラエビの商業漁業が成り立っているのだと言う。サクラエビ同様に小型
のエビでしかも傷みが早いため、永らく富山近辺で消費されるのみだったが、近年になり
冷凍技術などの進歩で東京などでも食べられるようになったという。

食べられ方もサクラエビと同様で、生のままあるいはかき揚げ、干しエビなどで食べられ
ている。生食の味はサクラエビよりも美味いという声が多い。生のサクラエビも死ぬほど
美味いというのに、それ以上に美味いなんてほんとに死んじゃうかもしれない。死ぬまで
に一度は食べてみたいものである。

それにはやはり富山まで行く必要があるな。北陸新幹線も開通したことだし、いっぱつ富
山旅行も考えてみるか。6〜7月が旬だそうだからこの時期に行ってみようかな。続いて
はテッポウエビ科だ。ザリガニのような外見だが、ザリガニの仲間ではない。このエビは
ハサミの部分をかち合わすことによって、鉄砲のような音を出すことができる。その音波
で獲物を気絶させて捕食するのだ。

テッポウエビ科はほとんど食用とされないが、唯一オニテッポウエビとその近縁種のツメ
ナガオニテッポウエビが、瀬戸内海地方で食べられているようだ。「カチエビ」と呼ばれ
ているとのことだが、これはハサミを合わせた時の音からきているのだろう。

香川県あたりでは、このカチエビを塩茹でにしたり、醤油味で煮付けにしたりして食べら
れているという。

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