「知りながら」条項

3月1日のマイミクでも取り上げたけれど
国の補助金交付企業から献金（交付から1年以内に）
を受けてはならない、と定められている政治資金規正法問題。
これに違反しているとして、辞任した西川農水相、その後任の林農水相、
望月環境相、上川法務相、甘利経済再生相　菅官房長官、麻生財務相、
ついに安倍首相まで飛び火し、まるで芋づる式に名前があがっている。
さらに、この問題を攻める立場の民主党の岡田代表も。
例によって、全員、補助金交付を「知らなかった」と口を揃えている。
この規正法には、補助金交付を知りながら献金を受けていたら違法だが、
知らなかったら違法ではないとされる
「知りながら」条項という便利な抜け穴がある。
立法府である国会で、国会議員が自ら定めた法律だ。
抜け穴をつくっておいてよかったなと、言うのが今の本音だろうが、
昨日、さすがにまずいと思ったのだろうか、
与野党は、法の見直しを検討しようなどと、協議を始めた。
政党助成金をもらっているのだから、企業や団体からの献金を禁止するか、
それができないなら「知りながら」条項を外せばすむことだ。
そんな単純なことがどうして分からないのだろうか。
こんな政治家たちに、国家の大事を任せて大丈夫だろうか。