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2015年02月27日16:00

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ついに70代のジジババ恋愛ときたか

いまや毎回読む連載コミックは「黄昏流星群」だけになってしまった。同じビッグコミックオリジナル連載だった「あぶさん」は終わってしまったし。まあもともとコミックにはそれほど深くのめりこむことなくすごしてきたし、自腹でコミック雑誌や単行本を買った記憶はあまりない。なので世界に誇る日本文化、コミックについて語る資格のあまりない私なのですが。

その「黄昏流星群」は40代以上の中高年男女の恋愛を主なテーマにした数話完結の物語、最新号ではついに70代ふたりの恋愛模様。いままで60代の男女は何度となく登場していたけれど、脇役ではなくあくまで恋愛するメインキャラという意味では、おそらく連載20年にして最高齢ではないかと。老人性シミの浮いた枯れ木のようなカラダがベッドの上でカラむのです。

ああ、コミックの歴史もついにここまできたかと。いや過去に老人を主人公としたコミック作品はいくらでもあっただろうけど、ここまで読者の年齢層を意識したうえでの、読む側が登場人物に自己投影できるという意味では初めての境地なのでは。今年で戦後70年、たしかにマンガ第一世代のみなさんはそろそろこの年齢にさしかかるはず。

この連載がスタートしたとき私はまだ30代半ば。恋愛をくりひろげる中年キャラに「エエトシしてサカリやがって」などと思っていた自分もいつのまにかそのど真ん中。そしてついに70代が登場、コミック文化の歴史そして人間の果てなき活力を感じますね。…などとエラそうなこと言ってますが、そもそも私がこの作品を毎回読むのはそれこそ近所のジジババ喫茶なんですよね。
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