mixiユーザー(id:3133397)

2015年02月10日12:03

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#1149 使命と覚悟

外務省がシリア行きを目論んだフリーカメラマンにパスポートを返納させたことが、取り沙汰されているようです。

所謂、識者とかいう人たちが批判しています。
「危険な紛争地を取材し、知られざる真実を報じるのはジャーナリストの使命だ」と言うわけです。

一昨日のテレビでも木村太郎が外務省の判断を批判していました。
「国民の知る権利が阻害される」みたいなことも。
外務省ごときが報道の自由、渡航の自由という憲法で保障された権利を奪うなということも仰っていました。

確かに理論上は憲法違反かもしれませんね。

外務省は「そんなことより人命が大事だ!」と言ったらしいのですが、木村太郎は「そんなこと」という言葉にも過剰反応していました。
基本的人権を「そんなこと」とは何だ!というワケです。

亡くなった後藤さんにも外務省は再三再四渡航の中止を要請したようです。
それを無視して言った結果が斬首です。
ならば返納させてでも渡航を止めさせるのが「人道的対応」ではないのでしょうか。

木村太郎の発言は理解できません。

こういう「蛮勇」を持ち上げるような発言が、今度のフリーカメラマンのような連中を生み出す一因でしょう。
無責任だと思います。

危険を承知でも行くのが使命なら、殺されても自己責任と諦めるのが覚悟でしょう。
首相官邸前で「ふるさと」を歌うなど愚の骨頂、覚悟のジャーナリストへの冒涜でしょう。

「蛮勇」を持ち上げる声に、件のフリーカメラマンが訴訟を起こすとか・・・。
囃し立てられて踊り出す図式ですね。

彼がどういう仕事をしてきたのかは知りません。
そもそも、フリーカメラマンとかフリージャーナリストとか自称ですからね。
世間的に認められる人はそう多くはありません。
危険地帯に飛び込んで、一発当ててやろう・・・そんな気持ちで箔をつけるために行く連中だって少なからずいます。

メディアも過剰なものを求めます。
よりセンセーショナルなものを。

危険な循環ですね。

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